三菱電機、太陽光発電システムの故障回路を瞬断する技術開発

三菱電機は、太陽光発電システムで故障回路だけを瞬時に遮断する技術開発しました。
直流(DC)回路接続不良による高温放電(DCアーク)の発生場所が分かり、瞬時に故障範囲を特定することで早期復旧にも繋がり、正常回路は発電断続し全体のシステムが停止しないので発電量の低下も最小限に抑えることが出来ます。

開発した技術は電流波形の振動や電流・電圧変化の監視で、DCアークの発生が有るか無いかだけではなく、世界で初めて発生回路の特定も出来、0.25秒以下の高速検出を可能にしました。
DCアークを検出した後に発生回路も探す必要があり、復旧に時間がかかり発電量が大きく低下していましたが、故障発生回路だけを遮断する技術開発で回路の特定もでき、復旧時間の短縮、発電量の低下を抑制します。

DC回路は磁気作用の遮断で、回路の高電圧化で磁石のサイズや遮断スペースが大きくなってしまうことから、「ARCSWEEPER(アーク・スイーパー)」の遮断技術開発で、小さなスペースで瞬時に高電圧を遮断することができます。

参考