ミニストップ店舗に太陽光発電導入・約900店舗で総容量10MW

ミニストップは2012年度末から順次、設計上設置可能可能な全国のミニストップ約900店舗にそれぞれ12kWの容量の太陽光発電を導入し、全体で10,000kW(10MW)の再生可能エネルギーの創出につなげるという。

太陽光発電の副次的メリットとして、直射日光をパネルで遮断し、建物の断熱効果を高めるという働きがある。(太陽光発電のメリット

1店舗当たり12kWのシステムを導入、年間発電量の1割程度に当たると見られる1,900kWhを店舗で消費、この断熱効果による節電効果1,000kWh程度で、1店舗当たり年間約2,900kWhの電力の削減が見込めるという。

残りの発電量はすべて全量買い取りシステムによって売電される。
それによって得られた売電収入は再生可能エネルギーへの再投資や、災害時やスマートグリッド社会に貢献するとされる「リチウムイオン電池」の導入、次世代の省エネ設備の拡大に充当される。

都心以外のコンビニって、大抵広い駐車場があって屋根にかかる影も少ないし、店舗の屋根は平らで太陽光発電の理想的な配置(南向き傾斜30°)もしやすいし、しかも冷暖房をいつも効かせておかなくてはいけないので、断熱効果のメリットも大きくなりそうだし、太陽光発電にはとても適した建物な気がしますね!

しかも、全量をすべて売電してしまう方が断然収入面で有利なのに(消費するとその分の電気代が約20円/kW削減されるだけなのに対し、売電すると42円/kWの収入になり、およそ2倍の経済効果!)、1割をあえて店舗で消費し、残りを売電することでピークシフトにも貢献し、(これくらいで私たちにかかる電気代負担が1円も上がらないとしても、)売電収入をあえて最大限利用しないところも、会社の環境活動への本気度合が伝わります。いいコンビニですね~!

ミニストップ:プレスリリース