ボストン市に設置されたSoofaの「充電できるベンチ」を超えた構想

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ボストン市は、MITメディアラボからスピンアウトしたスタートアップ企業”Changing Environments”が開発した”スマートベンチ”「Soofa」を市内の公園に導入すると発表。
単なる「充電できるベンチ」にとどまらずコミュニティデザインの領域にまで踏み込んでいる同製品、他州での導入も検討されているということ。


Soofaには持参した充電ケーブルで充電できる機能の他にも、空気の質や騒音データなどの情報を収集できる機能が備わっており、これらの情報は充電ポートの空き状況とともにサイト上でチェックできます。

各Soofaには公募による名前が付けられており、例えば
「ボストン・コモン(ボストン市のセントラルパーク)にいるから!」
「ボストン・コモンのどこよ!?」
「え〜っと、LISAで充電してる!」
なんて感じで、待ち合わせなんかにも使えるようになりそう。

同時に充電できるのは2台ということで、充電中に手持ち無沙汰になってお喋りし始めた二人の関係が恋に発展するなんてベタなドラマも想像しちゃいます。


将来は冷水機などの併設、コードレスの充電機能なども考えており、「私たちの世代のために、街を現代的にアップデートしたかった」という開発者の構想にはまだまだ先がありそうです。

ちなみにSoofaを開発した”Changing Environments”は、冒頭の写真にも登場している女性3人によって立ち上げられた企業。
「女性にもこのような試みを起こせること、そしてスタートアップ企業を立ち上げられるということを女の子に見てもらい、勇気づけたいのです」と語る姿にまんまと勇気づけられました。

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