神奈川県の屋根貸し事業ではSBエナジーの存在感が圧倒的でした。
土地を賃貸するよりも安価に設置場所が確保でき、また自治体の施設は広い屋根を持っていることが多く、さらには傾斜屋根などの場合、地上設置に比べて設置単価が安く済むことが多いために、自治体による屋根貸しは事業者にとってはかなり「オイシイ」ことが多く、地元の太陽光関連業者さんなどは必見です。
今回は岡山市が、地域の9つの施設の屋根合計6180㎡分を貸し出して、太陽光発電を行う事業者を募集。
太陽光発電事業の実績(10kW以上)があり、岡山市内に本店や支店・営業所などがある法人などが対象。
使用料は年間100円/㎡以上で提案するということで、岡山市はこれにより年間約62万円の収入を見込みます。
これは神奈川県の例よりも高い金額設定であるとはいえ、この面積なら600kW以上は設置できると考えられます。
つまりキロワットあたり、年間1,000円程度で場所が借りられるということになります。岡山市、なんて控えめなんでしょう!
とはいっても単に「年間100円/㎡支払って、××kWの太陽光発電システムを設置します!」といった内容の提案ではおそらく当選できないと考えられます。
貸出しの建物は学校施設なども含まれているため、「生徒の環境教育」といった面や、「地域の災害・環境対策」面で独自性のあるプロポーザルが好ましく映るのではないのでしょうか。
蓄電池の採用や、一部のシステムを施設内で利用できるようにするといった提案はさらによさそうです。
興味のある業者さんはこちらから詳細をご確認ください。