欧州市場で次に成長が見込まれるのはイギリス!

米国の調査会社のNPD Group社の太陽光発電部門であるSolarbuzzは4月28日、英国が2014年の欧州における最大の太陽光発電設備の建設市場になるとの見通しを発表した

のだそうです。
かなり意外ですよね、イギリスは周知の通りいつもどんより曇りがちな気候。太陽光発電には全く向かなさそうなイメージがあります。

世界の他の地域と比較して日本も決して設備利用率が高いわけではない(=出力に対する発電量が多いわけではない)ですが、イギリスは日本に比べても発電量が低い国。

とはいえこの成長には、政府が掲げる”2020年までに20GW”の目標を達成するために、2015年4月から支援水準を引き上げる事が決まっている事が加味されているのだとか。

参考

 英国では、大規模な太陽光発電所の建設が急増している。Solarbuzzによると、英国では最近でも、120件以上の大規模な太陽光発電所の事業計画が承認済みで、その多くが、今後12ヵ月間以内に完成する予定となっている。

 英国のエネルギー・気候変動省では、2020年までに設置済みの太陽光発電システムの合計出力を20GWとする目標を掲げている。この目標の達成に向けて、2014年に設置される出力10MW以上のメガクラスの太陽光発電所の寄与度が高くなるだろうと、Solarbuzzは分析している。

 2014年4月末までに、メガクラスの大規模な太陽光発電所が325件以上、完成する予定になっている。そのうち、出力10MW以上が60件以上ある。

 これに加えて、英国では現在、444件の大規模な太陽光発電所が計画されている。このうち124件が、再生可能エネルギーの導入に対する支援の水準が引き下げられる2015年4月までに設置することを目指して事業計画の承認を受けている。