シャープの「Webモニタリングサービス」4万件突破

自社の太陽光発電システムを設置した住宅に対して無料で提供されるシャープの「Webモニタリングサービス」の契約数が4万件を突破したというニュース。
このサービスは、自宅の太陽光発電システムの発電不良をモニタリングによって早期発見できるというメリットを提供するもの。

しかし、このサービスは単に購入者のシステムの発電を正常に保つ以上に活用できる可能性を秘めています。シャープは全国各地に設置された太陽光発電システムから送られるデータを、今後電力自由化などでさらに需要が高まると予想されるエネルギーマネジメントサービスに活用することも検討していくということ。

パナソニックによる太陽光発電システムの電力のアグリゲーションによる新電力参入というニュースもありましたが、パネルの販売数が海外ブランドに押されがちな国内ブランドが、パネルの販売に固執するよりも、その次の次元に目を向けたサービス展開をしているところは、アメリカで中国製品に対してアンチダンピング調査を繰り返されているのと比べると、頼もしく見えてきます。