ついに!産業用太陽光発電の着工遅れにメス入れ!

太陽光発電システムの価格が毎月のように変わることは、当サイトのメーカー別価格比較表をご覧の方は既にご存じかもしれません。実際価格下落は激しく、毎月安くなると言っても過言ではありません。

日本の固定価格買取制度は、申請後に着工が予定通り進まないことに対するペナルティがありません。
なので、今年8月に稼働開始したメガソーラーなどでも昨年度の買取価格が適用されている、という、ちょっと”ズルい”事もまかり通っている状況があります。

海外では、例えば太陽光発電先進国のドイツなどでも、稼働開始の時点での買取価格の適用がなされるため、売電価格が下がる日に間に合わせるために「145MWを5週間で完成させたドイツのソーラーパーク」のようなニュースもありました。日本のメガソーラーが何カ月も、時に何年もかけて計画が進むことを考えると、驚異のスピードともいえますが、逆に日本の制度の悠長さが浮き彫りになっているとも取れます。

この状況を打開するため、経済産業省資源エネルギー庁は20日、重い腰をやっと上げて調査に踏み切る発表を出しました。メガソーラー事業者の方、1MW以上はすべて対象です!1MWに達しない場合でも、油断できないですよ!

「調査結果次第で認定取り消しの可能性は否定しない」

と、また中途半端な答えですが、メガソーラーなどは電力会社側の系統の問題などで遅れが生じる場合もあるので、あくまで「調査結果については慎重に公表したい」とのこと。