太陽光発電施設用地確保の難しさって?

メガソーラー建設の際に障壁となる用地確保についての記事が面白かったのでご紹介します。

まず、メガソーラーというからには1MW以上の設備を指しますが、施設を建設する際、1MWあたり1ha~1.5haの土地が必要なのだそう。
そしてSBエナジーが日本全国にメガソーラーを建設する計画を発表した際、約1000件の土地提供の相談がありましたが、その多くはメガソーラー建設に適合しなかったそうです。

メガソーラーの建設地として「耕作放棄地」を活用したいという人も多い中、「耕作放棄地」に認定されるまでには、農業をしなくなって何年もたたないといけないなどの制度上の問題もあるということ。

「工業団地」は整備された地盤と送電設備が完備されていて、候補地としてはかなり理想的なのだとか。
しかし、工業団地の用途には制約を設けられていたり、管理が特殊法人のため、固定資産税もかからず、何もしないリスク、放っておくリスクが無いに等しい事も、せっかくの土地の有効利用につながりにくい環境を作っているとのこと。

メガソーラー建設の一番の問題は土地確保、と言えそうですね。
建設してしまえば、「7~8年で償却できる」とも書かれていて、その後12~13年は利益が増えていく、と考えると、こぞって用地を獲得しようとするのは納得できる気がします。