紙の太陽電池!?

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紙でできた太陽電池!ですって!
これが紙!?と思ったでしょうが、「木材パルプの繊維を厚さ15ナノメートルと超極細にし透明にすることに成功」という事で、これは紙なんです!!すごい!
開発しているのは大阪大学産業科学研究所の能木雅也准教授(材料学)らのグループ。

変換効率は現在製品化されている住宅用の太陽光パネルで12~21%程度であるのに対し、この紙の太陽電池は”3%”。一見かなり低く見えますが、今回と同じ素子を使ったガラス基板の太陽電池と比べると同程度なのだそうです。

なによりもすごいのが、コストにして10万分の1で製造できてしまうというところ。
しかも、製造時に必要なエネルギーもより少なく、より環境にやさしい太陽電池だと言えます。

厚さ1ミリ以下で折りたたむことができる紙の太陽電池は災害時の被災地での活用なども可能で、数年後の実用化を目指しているのだそう。

参考