新電力500社超、シェアの伸びは?

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2000年から始まった電力小売りの自由化により、続々と特定規模電気事情社が誕生しています。2013年9月には100社を超え、2014年に入ってからますますペースが加速しています。

ペースの加速の要因としては、電力市場の競争を阻害してきた制度やシステムを根本的に改革するプロセスが明らかになったためと考えられています。2015年4月から本格的な電力市場改革が始まり、電力の小売り事業者が同じ条件で電力を調達して販売できるようになります。

NTTファシリティーズ・東京ガス・大阪ガスの3社が共同で設立した新電力会社であるエネットは、新電力会社の販売電力量の約半分近くのシェアを握っています。500社以上の新電力会社が存在する中で、大手の電力メーカーが設立した新電力会社が販売電力量の約9割のシェアーを握っているのが現状ですが、電力市場の改革がスタートすると、他の電力小売事業者も大きくシェアを拡大することができる可能性が高まります。

参考