ソーラーフロンティア、イギリスで100MWメガソーラー

ソーラーフロンティア株式会社は、イギリスに最大100MW規模のCIS薄膜太陽光発電所を開発します。この事業は、再生エネルギー開発を専門に行うNew Energy for the World社と協力して行われ、発電所の開発と販売に関する契約が結ばれています。

この契約により、2015年第3四半期に最初の発電所の建築を開始する予定です。すでに建築用の土地と接続系統は確保されており、売却についての投資家との協議も進められています。

ソーラーフロンティア株式会社などの幹部からは、CIS薄膜太陽光発電所はイギリスの気候でも高い性能を発揮することが立証されており、投資家の皆様からも信頼をよせてもらえるはずだとコメントが出されました。

参考

カナディアンソーラー、イギリスに40.2MWのメガソーラー

カナディアンソーラー(Canadian solar Inc.)は、英国で40.2MW規模になる太陽光発電所を感性させ、通電を開始しました。4件の発電所には、カナディアン・ソーラーの太陽電池モジュール「CS6P-250/255/260P」が使用されている事が特徴です。

更に2件の発電所が2015年に運転を開始する予定となっています。
計6箇所の発電所の年間発電量は50.183MWhになる予定で大きなエネルギーを発電する事が出来る設備として注目されています。これにより、年間で約38.140tのCO2排出削減効果を見込む事が出来ます。

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シャープ、サムスンSDIと組んでイギリスの太陽光市場に進出

サムスンSDIシャープが提携し、英国で家庭用エネルギー管理ソリューションを発売しました。これにより英国への太陽光市場に進出したことになります。
このシステムは、シャープ製の太陽光モジュールにサムスンSDIのエネルギー貯蔵システム(ESS)を装着したものです。

さらに、サムスンSDIはイタリアとドイツにおいて大規模ESS供給契約を結んでいます。

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JAソーラー、英国最大級のメガソーラーなどに100MW供給

中国の太陽光パネルの大手メーカーJAソーラーホールディングスは2014年度のうちに100MW以上の自社製太陽光パネルを、英国の太陽光発電開発会社Solarcentury社に納入したと発表。

英国内の複数プロジェクトに使用されるこれらのソーラーパネルの中には、プロジェクトのために特別に開発された製品も含まれるということ。単結晶275Wという製品はSolarcentury社の50MW級サウスウィック・ソーラーファームに向けて開発されました。これは英国では最大規模になる予定だといいます。

参考

アートな発電巨大アヒルのコンセプト

その名も”Energy Duck”です。
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Land Art Generator Initiative (LAGI) は、Society for Cultural Exchangeという環境保全NPOのメインプロジェクト。
アート、建築、サイエンスといった多分野の知識を集結して、再生可能エネルギーというソリューションで人々をインスパイアしながら、クリーンなエネルギーも届けることを目標にします。

毎年場所を変えて行われるLAGIによるデザインコンペ、2014年はコペンハーゲンで行われています。
5月に応募は締め切られ、選考を進む数々のアイデアが現在サイトで紹介されています。

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応募された中の一つであるエネルギーダックのデザインは、ロンドンを拠点に活動するクリエイター4人によるアイデア。

パナソニックのHITもしくはそれ相応の製品を使用”する旨が案に含まれています。なんだか嬉しいですね。

他にも再生可能エネルギーに美的エッセンスを加えた多数の応募作品が。日本からの出展はあるのでしょうかね~?

10月3日に優勝者が発表されるということで、他にも素敵なコンセプトがあればご紹介したいと思います。

Land Art Generator Initiative (LAGI)
Society for Cultural Exchange

ソーラーフロンティアのCIS太陽電池、英国のプロジェクトに採用

曇天の多いイメージが強い英国は、太陽光発電でもなかなか発電量が伸びにくい地域です。そんな中、ドイツの電力会社SAR Electronic GmbHが筆頭株主であるデベロッパーのNew Energy for the World社(NEW社)は、イギリスはバンウェルの太陽光発電施設8100kWにソーラーフロンティアのCIS太陽電池を採用。年間発電量は約900万kWhで、キロワット当たり1111kWh、設備利用率は12.7%になります。日本の平均よりちょっと少ないくらいですね。

同社の株主であるヨッヘン・クライマヤル(Jochen Kleimaier)氏の言葉が、ソーラーフロンティアの未来性をよく捉えているといえるのではないでしょうか。そのまま引用します。

「太陽光発電業者は、世界規模の競争に直面しています。その環境下で成長を持続するには、バリュー・チェーンを通じて高い品質を実現している企業と、強いパートナーシップを構築し続けることが重要です。その中で、ソーラーフロンティアは、品質や信頼性の高さにおいて、明らかに業界のリーダーであると考えています。」

ソーラーフロンティアのCIS太陽電池・最新価格など

欧州市場で次に成長が見込まれるのはイギリス!

米国の調査会社のNPD Group社の太陽光発電部門であるSolarbuzzは4月28日、英国が2014年の欧州における最大の太陽光発電設備の建設市場になるとの見通しを発表した

のだそうです。
かなり意外ですよね、イギリスは周知の通りいつもどんより曇りがちな気候。太陽光発電には全く向かなさそうなイメージがあります。

世界の他の地域と比較して日本も決して設備利用率が高いわけではない(=出力に対する発電量が多いわけではない)ですが、イギリスは日本に比べても発電量が低い国。

とはいえこの成長には、政府が掲げる”2020年までに20GW”の目標を達成するために、2015年4月から支援水準を引き上げる事が決まっている事が加味されているのだとか。

参考

 英国では、大規模な太陽光発電所の建設が急増している。Solarbuzzによると、英国では最近でも、120件以上の大規模な太陽光発電所の事業計画が承認済みで、その多くが、今後12ヵ月間以内に完成する予定となっている。

 英国のエネルギー・気候変動省では、2020年までに設置済みの太陽光発電システムの合計出力を20GWとする目標を掲げている。この目標の達成に向けて、2014年に設置される出力10MW以上のメガクラスの太陽光発電所の寄与度が高くなるだろうと、Solarbuzzは分析している。

 2014年4月末までに、メガクラスの大規模な太陽光発電所が325件以上、完成する予定になっている。そのうち、出力10MW以上が60件以上ある。

 これに加えて、英国では現在、444件の大規模な太陽光発電所が計画されている。このうち124件が、再生可能エネルギーの導入に対する支援の水準が引き下げられる2015年4月までに設置することを目指して事業計画の承認を受けている。

2013年版・世界の太陽光発電設置量まとめ

EPIA(European Photovoltaic Industry Association/欧州太陽光発電工業協会)による、2013年・世界の太陽光発電の設置量に関するレポートが発表されたので、まとめてご紹介します。

合計37GW、トップは中国/日本は2位!

2013年の世界的な太陽光発電導入量の合計は37GWにのぼりました。
昨年の29.9GWから大幅に伸びています。
ちなみにNPD Solarbuzzによると、2014年はさらに49GWに増えると予測。NPD Solarbuzzは、2013年に関しては36GWとかなり近い予測を出していました。(参考

1位は中国で、2013年中に11.3GWを設置。累積では18.1GWに成長。
日本は2位で6.9GW、次いでアメリカ4.8GW。


ヨーロッパではドイツが首位

前年の導入量から半分以下に落ち込んでいるものの、ヨーロッパの地域内では変わらずドイツが市場を先導しているということ。2012年に7.6GWだったのに対し、2013年は3.3GWでした。

ドイツに続いて4国が1GW前後をマーク。
イタリア(1.1〜1.4GW)、イギリス(1〜1.2GW)、ルーマニア(1.1GW)、ギリシャ(1.04GW)

2012年調子が良かったフランスベルギーデンマークなどは、2013年は制度改正などでふるわなかったよう。


アジアが市場先導を奪回

長年ヨーロッパによる市場のリードが続いていましたが、2013年はアジアが10年ぶりに市場を先導しました。
中国、日本の導入量の伸びが大きく貢献したようですが、インド(1.1GW)、韓国(442MW)、タイ(317MW)も順調に伸びているということです。


電力ミックスにおける太陽光発電

ヨーロッパ全体で太陽光発電の2013年中の導入量は9,621MW(約9.6GW)。一位の風力発電(2013年に欧州計で約10.1GW)と合わせて成長が続いている。

発電量にして、太陽光発電は電力需要の3%、ピーク時の需要においては6%をカバーするまでに成長したという。

逆に、石油、石炭、ガスなどの火力発電は軒並み発電容量を減らしており、再生可能エネルギーの割合が増える電力市場においてグリッドシステムの成長がさらに需要になってくる。


JAソーラーがイギリスの7.8MWプロジェクトにモジュール提供

中国のパネルメーカーJAソーラーは、イギリスのデベロッパー、ブリティッシュ・ソーラー・リニューアブル(British Solar Renewables)に7.8MW分の単結晶モジュールを供給すると発表しました。
採用されたのはセル60枚の「JAM6R 270W P-Type」。

ブリティッシュ・ソーラー・リニューアブルは2013年にはJAソーラーから30MWのモジュール供給を受けているのだそう。
イギリスは今後注目の市場とされているだけに、JAソーラーがヨーロッパでのシェア拡大の要因になるのでしょうか。

参考

イギリスのIKEAで住宅用太陽光発電システム販売、約27万円/kW~

英国IKEAで太陽光発電システムを販売開始するそうです。
3.36kWで5,700ポンド(約91万円)で、キロワットあたり約27万円での販売。かなり安いですが、パネルの提供及び設置とメンテナンスをすべて中国のメーカー漢能控股集団と直接取引することによって実現したということです。
漢能控股集団は昨年6月、ドイツのQセルズの薄膜太陽パネル子会社ソリブロを買収した事でも知られます。

英国での売れ行き次第で、他の国での取扱いも考えているということ。

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