日本でもカナディアンソーラーに次いで人気が高い(筆者の体感)トリナソーラーは、29日釜石市と物流拠点の立地協定を締結。
釜石港で製品を陸揚げし、東北各地に陸送する計画で、東北エリアの市場を中心に戦略強化していく模様。
中期的には隣接地に太陽光発電施設の建設、電力供給事業なども計画しているといいます。
物流施設は東日本大震災の津波で浸水した同市片岸町の旧職業能力開発促進センター跡地を活用し、常時5~10人の雇用も創出、輸送や倉庫業務で地元企業と連携も想定しているのだそう。
このページではトリナソーラーの太陽光発電・ソーラーパネルに関する最新情報・ニュース一覧をご案内しています。それぞれ分かりやすく解説しています。
日本でもカナディアンソーラーに次いで人気が高い(筆者の体感)トリナソーラーは、29日釜石市と物流拠点の立地協定を締結。
釜石港で製品を陸揚げし、東北各地に陸送する計画で、東北エリアの市場を中心に戦略強化していく模様。
中期的には隣接地に太陽光発電施設の建設、電力供給事業なども計画しているといいます。
物流施設は東日本大震災の津波で浸水した同市片岸町の旧職業能力開発促進センター跡地を活用し、常時5~10人の雇用も創出、輸送や倉庫業務で地元企業と連携も想定しているのだそう。
トリナソーラーが2014年の第2四半期の決算報告を発表しました。
リリースの全文はこちらでご覧になれます。(英文)
ここでは抜粋内容をご案内します。
2014年第2四半期は、パネル供給量(出荷量)自体は増えたものの、価格設定の安い中国での出荷量が多くを占めたこと、営業利益率が減ったことなどから純利益は減ったようです。
決算報告の中で重要そうなところをピックアップしています。さらに第一四半期との比較を括弧内に記載します。
年末にはインゴット生産からモジュール組立までの全体の生産能力を引き上げ、現在の3.6GW/年(モジュール)から3.8GW/年にする計画。
第3四半期と第4四半期の出荷量はそれぞれ1.06GWと1.12GWを見込んでいます。
おなじみ米NPD Solarbuzzから、2014年第2四半期のシェアが発表されました。
2014年第1四半期はシャープが約4年ぶりにシェア一位を奪回したものの、すぐに逆転されてしましましたね。
順位が明らかにされていないのですが、上位6社のラインナップがトリナソーラ−、カナディアンソーラー、ジンコソーラー、JAソーラー、インリーソーラー、レネソーラーということ。全て中国メーカーです。
ちなみに2013年のメーカーシェアランキングとあまり変わらないとすると、
インリー、トリナがほぼタイで1位と2位、
それから3位から6位は
カナディアン、ジンコ、レネ、JAといった順序かと予想します。
この中でインリーとレネを除いて4社がそれぞれ各社過去最高の出荷量を記録したということ。
中でもトリナソーラーは一四半期で1GWに届く勢い(第3四半期は1GWを達成の見込み)というので、もしかすると1位が逆転しているかもしれませんね。
ちなみに上位20社のほとんどが中国メーカーで、全体の出荷量のうち71%を占めているのだとか。
中国メーカーのパネルにアンチダンピング課税をかけているアメリカの太陽光発電市場ですが、中国メーカーはお隣の台湾などのアジア諸国を経由しての出荷や、中国以外の製品のOEMなどという抜け穴作戦で対抗していたのですが、その抜け穴も完全に塞ごうとアメリカ側は課税対象を広げたことで今後のシェアの動向がきになるところです。
抜け穴を塞ぐ貿易是正措置の決定を目の前にして中国メーカーの米国向け出荷が増加したということで、中でもトリナソーラーが米1位のファーストソーラーに届く勢いでの出荷量を記録したのだそう。
トリナソーラーが劣化に強い「PDG5 フレームレス両面ガラス モジュール」の販売開始を発表。
通常プラスチックが使われるバックシートに耐火ガラスを使ったことで、採用したことで、炎、アルカリ、酸、塩なども含む様々な環境下での耐性に優れているといいます。
UL耐火テストではクラスAを取得。マイクロクラックの発生やPID劣化、モジュールの反りやUV劣化も最小限に抑えるのだそう。
多結晶セルを用いて出力は245~255W、一番効率の良いもので15.2%ということ。
そして、新製品に増して印象的だったのが、業界の中である意味暗黙の了解というように各社足並みをそろえていた「出力最長25年保証」をトリナソーラーは新製品「フレームレス両面ガラスモジュール」において30年まで延長!
しかも初年度2.5%、その後一年ごとに0.5%の出力低下まで保証し、保証開始日後30年目で83%の出力を保証と、年数をとっても、保証出力をとっても、業界一といっていい保証内容となっています。
(メーカー保証比較)
さて、大注目のこの「フレームレス両面ガラスモジュール」モデルは市場でどれくらい取り扱われることになるのでしょうか。
今後も毎月の価格調査を続けてまいります。トリナソーラーのパネルの価格帯が明らかになった際には随時お知らせしていこうと思います。
トリナソーラーは、米カリフォルニア州のシリコンバレーを拠点とする「タイゴエナジー」による太陽光発電システムの運用管理技術を用いて新製品「トリナスマート ソリューション」の提供を開始。
特許も取得している「マキシマイザーシステム」は、インピーダンスマッチングという技術を使って
モジュールレベルの診断、モジュールレベルでの太陽光発電システムのDC出力の最大化を実現。また、アーク、火災、安全性の問題の削減も実現
できるといいます。
住宅用の主流はクアッドマックスモジュールですが、この「トリナスマート」は、中大規模の産業用に主に使われるHoneyモジュール(単結晶は「DC05A」・多結晶は「PC05A」で始まるモデル)に搭載して販売される予定のよう。
スマートモジュールはマキシマイザー管理ユニット(MMU)に接続され、(一台で360枚のスマートモジュール(約100kW分)に対応可能)電圧などのトラブルシューティング管理をします。
そしてモニタリングサービスでは無償で毎月レポート(有償で日報のプランもあり)を提供。
市場最安値メーカーの一つでもあるトリナソーラー。
比較的大規模な産業用プロジェクトでは運用管理の予算を組むことが多いため、初期費用を安くすませ、安定した売電事業を、と考える方には「Trinasmartソリューション」はぴったりの商品かもしれません。
似たような製品で、MPPT(最大電力点追随)システムを利用してパネルごとの出力を最大化するジンコソーラーのスマートモジュールのような製品もあります。
安価が魅力の中国メーカーですが、プラスアルファの価値を付けた商品展開を始めるメーカーが増えていくのでしょうか。
中国の大手パネルメーカーインリーソーラー、カナディアンソーラー、ジンコソーラー、JAソーラーなどを含む中国の太陽光発電、エネルギー関連の149社が結合して業界団体CPIA(Chinese Photovoltaic Industry Association)を発足。初代の代表にはトリナソーラーのCEO、Jifan Gao氏が選出されたと発表されました。
この組織で今後どのような活動が行われていくのかは発表されていませんが、中国メーカーや中国の太陽光関連事業に関する透明性を高めてEPIA(欧州の太陽光発電協会)やSEIA(アメリカの太陽光発電協会)との関係を強化することなどが主なミッションとされると考えられます。
米・中や欧・中のアンチダンピングを巡ったやりあいに関して、双方の業界を潰しあうことになりかねないとして反対していた立場の人々(太陽光発電の設置業者や発電事業者など)にとっては、CPIAの設立に期待が膨らみますが、米×中のアンチダンピング抗争を仕掛けた張本人であり、最近ではアメリカ政府に対し台湾のセルを使用することでアンチダンピング関税の抜け穴を通っていた中国メーカーのパネルに対する処置を要請していたソーラーワールドなどにとっては苦しい状況となりそうです。
アメリカの商務省は今週の火曜、中国のパネルに対して中国政府からの不当な資金援助があったとして、新たに関税をかける計画だと発表。
2012年に課せられた関税は中国で作られたセルに関してのみで、中国のメーカー側は中国以外のセルを使い、関税を逃れて輸出を続けたということ。今回の新しい関税が決定すれば、抜け穴もすべてふさぐことになります。
関税率はサンテックなどのメーカーに対して35.21%、トリナソーラーは中国メーカーの中でも一番関税率が低くて18.56%。その他のメーカーは 26.89%の予定。
サンテックは破産後大規模な再建を行いましたが、その際は中国政府からの援助があったのでしょうか。
これらに対して商務省は
「われわれの質疑に対して、中国政府側から十分な返答が得られなかったから(要約)」
としており、「疑わしきは罰する」スタンス。
ちなみに今回も、ソーラーワールドからの要請に米政府が答えたという形のよう。
アメリカの消費者に対しての取引は国際的な取引慣行法に則って行われているものであるのに。ソーラーワールドの申し立ては、フェアな貿易という視点に立った場合完全にそれに反するものであり、さらにその理由も正当とは言えない。非常に残念だ。
今後も価格の優位性や垂直統合型の生産体制はアメリカの市場だけでなく国際的に、特に需要が大きい中国国内と日本において、さらには今後現れる新たな市場においても、競争力を発揮していくつもりだ。
意外にも余裕のようですね。
トリナソーラーは確かに、日本での人気も上がっているようで、6月も価格がさらに安くなっています。
一番関税率の高かったサンテックにおいては、まだ声明は発表していません。
四半期ベースでのパネル供給量争いでシャープが2009年以来初の一位奪回というニュースをお届けしましたが、すぐに一位の座を明け渡すことになりそうです。
NPD Solarbuzzのアナリストによると、第2四半期はトリナソーラーがインリーソーラーを抜かし、初めて四半期で1GWという大台記録を更新する模様だということ。
トリナソーラーは2012年には3位、2013年には2位とシェアを伸ばしています。
日本でもインリーソーラーよりもトリナソーラーの知名度のほうが若干高い気もします。
世界の太陽光発電市場において、パネルの供給量ラインキングトップ10が公表されていました。
先日シャープが、2014年第1四半期において世界一を奪回しましたが、2013年のシェアでも順位を3つ上げて3位にランクインしています。
また京セラも、5つ上がって9位に。
日本の市場が拡大したことが大きな要因となっているようです。
インリーソーラーが1位を保ったほか、トリナソーラー、カナディアンソーラー、ジンコソーラー、レネソーラ、JAソーラー、ハンファソーラーワンと、10分の7が中国に生産拠点を置くメーカー。
2012年は上位10社のうち6つが中国メーカーだったので、さらにシェアを拡大してきている印象です。
7位のファーストソーラーはアメリカ最大級のパネルメーカーで、最近進出を果たした日本での活躍が期待されるメーカーです。
8位のハンファソーラーワンは韓国ハンファグループのパネルメーカーですが、製造拠点は中国。わざわざ「ハンファソーラーワン」と書いてあるので、同じくハンファに買収されたQセルズ(ドイツ)の供給量はここには含まれていないと考えられます。
2013年、上位10社の供給量が昨年と比べて40%増えたのに対して全体の増加分は20%。
これは、上位10社のシェア率がより高まったことを意味します。
1位のインリーソーラーは単年で供給量が3GWを超えるという、世界初の成績を出しています。
10社中8社が2012年と同じメーカーでした。
昨年ランクインしていたサンテックとサンパワーがレネソーラと京セラに変わっていますが、サンパワーは日本では東芝とシャープにOEMでパネル供給しているため、”ブランド名”としてのシェアではなく、実質的なパネル供給量という意味では余裕で10位に入るのではないかと思います。
スマートエネルギーWeekの一環である「PV EXPO 2014」において、太陽光発電の各メーカーが自社の最新の製品技術などを発表しました。
中国メーカーのトリナソーラーはその名も「スマートパネル」を出展。
直列接続のソーラーパネルにおいて、一部のパネルの出力が低下すると、その周りのパネルの出力まで下げてしまいます。
トリナソーラーの「スマートパネル」は、影がかかったパネルの発電を停止する機能がついており、全体の発電量に与える影響を最小限にできます。発電量にして20%アップの効果が期待できるのだとか。
年内の販売を目標にしているそうです。
シャープは色付きのパネル、シースルーパネルなどを出展。今後の発展に大きく期待がかかる、有機系の色素増感太陽電池を使用したものかと思われます。
NEDOの助成による色素増感太陽電池の実証実験も行っていたシャープ。太陽電池の技術を長年率いてきましたが、新たな有機系太陽電池の分野でも、他メーカーをリードする存在となるでしょうか。