ソーラーフロンティアがインドの太陽光発電プロジェクトに100MWのCIS太陽電池供給

日本のソーラーフロンティア株式会社とインドWelspun Renewables Energy社が、合計で100MWになるCIS薄膜太陽電池モジュールの供給契約を提携した事を発表しました。この契約に則り、Welspun Renewables Energy社がインドの複数の州で建設予定の太陽光発電所に、ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池モジュールが納入されます。各プロジェクトについてWelspun Renewables Energy社は、各州政府との電力売買契約を締結しています。

Welspun Renewables Energy社は、再生可能エネルギーの活用を積極的に推進しているインド有数の太陽光発電会社です。インド国内のほとんど全ての州に事業を展開することで、1GW超の太陽光と風力発電施設の稼働を2015年度内に目指しています。
ソーラーフロンティア社製のCIS薄膜太陽電池は、高温時のロスが少なく、太陽光に当てると出力がアップするという特性を持っています。このため、実際の使用環境では、従来型の結晶シリコン系太陽電池に比較して、高い発電量を誇っており、インドの様な環境では特にこの特性が有効に働くと見込んでいます。

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日本政策投資銀行とソーラーフロンティアによる「KIXメガソーラー」がリファイナンスを実施

2015年3月16日、SFソーラーパワー株式会社(ソーラーフロンティア株式会社、株式会社日本政策投資銀行からなる共同投資会社)が関西国際空港内で所有及び運営を行っている「SF関西メガソーラー 関西国際空港発電所」、通称「KIXメガソーラー」プロジェクトに関して、地域金融機関によるリファイナンスが実施されたことがわかりました。

KIXメガソーラーへのリファイナンスに名を連ねるのは株式会社池田泉州銀行(貸付人及びアレンジャー)、株式会社京都銀行(同)、株式会社滋賀銀行(貸付人)、株式会社南都銀行(貸付人)の4社で、金額は27億円になります。
SFソーラーパワー社の投資会社の1つであるソーラーフロンティア社は今回のリファイナンス実現について「KIXプロジェクトの信頼性と運転実績が示すパフォーマンスに対して、各金融機関が高く評価して下さった結果」とした上で、「複数の地域金融機関から協調融資を頂いたことは、地域経済への貢献の点からしても意義のあるもの」と喜びを語っています。
KIXメガソーラーは関西国際空港が推進する環境先進空港の取り組みの一環として2013年5月に着工され、2014年2月より発電を開始している大規模太陽光発電所。およそ11,600kWの発電容量を誇るこのメガソーラーは、SFソーラーパワー社初の大規模太陽光発電事業プロジェクトであると同時に、アジア各国の空港においては最大級の大規模太陽光発電事業となっています。

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ソーラーフロンティア、米太陽光会社を子会社化でアメリカ進出戦略をさらに進める

日本の自社開発メガソーラーを売却下ばかりのソーラーフロンティアが、今度は米国においてGestamp Solarから合計280MW規模の太陽光発電を取得したと発表しています。

さらにGestamp Solarのプロジェクト部門はソーラーフロンティアアメリカズの子会社に。
ソーラーフロンティアは人材取得と開発プロジェクトを得たことで同国での市場拡大を加速したい意向が見えます。

参考:ソーラーフロンティア、アメリカに製造拠点設立の可能性

2015年以降の中期成長戦略の一環として米国への発電事業での進出により海外展開の本格化や世界でのビジネス基盤の確立を目指し、世界最高レベルのコスト競争力の実現と優れた発電性能の製品の提供をしてきた点をアメリカ大陸全域でも提供していく予定です。

Gestamap Solarは日本や米国のほかフランスやスペイン・南アフリカ・メキシコなどで太陽光発電ビジネスを展開し、600MW規模の開発プロジェクトの実績があります。直近では南アフリカで30MW、チリで40MWの案件を開始していますが、ソーラーフロンティアの製品の高品質さや財務的な強み、開発部門の経験などで順調に完工し、こうしたビジネスモデルが将来的に米国でも強みになると考えています。
ソーラーフロンティアは米国カリフォルニア州にCIS薄膜型太陽電池モジュールを設置した82.5MW規模の太陽光発電所をはじめ、すでに3GWを世界規模で出荷しています。今回の合意でさらに280MW規模のプロジェクトが可能になり、CIS薄膜太陽電池の高い性能が投資家に高いリターンを提供するとともにソーラーフロンティアのグローバルマーケットでの存在感も高まるでしょう。

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ソーラーフロンティア、自社開発の2MWのメガソーラーを三菱東京UFJに売却

ソーラーフロンティア株式会社は自社開発第1号のとして2013年3月より稼働を開始した「ソーラーフロンティア株式会社国富太陽光発電設備」を三菱UFJ信託銀行株式会社に2月24日付けで売却することを発表しました。

売却後の国富メガソーラーについても、ソーラーフロンティア社がO&M業者として委託を受け引き続き保守・運営していく予定で、今回の売却は、ソーラーフロンティア社による売却後の保守・運営体制が評価されたことに加え、CIS薄膜太陽電池の優れた発電量に基づく国富メガソーラーの高い経済性が認められた結果であると考えられます。

ソーラーフロンティア社はCIS薄膜太陽電池の製造販売だけでなく、大規模太陽光発電所を開発から資金調達・O&Mまでワンストップで可能とする体制を築いてきており、自社で開発・運営するメガソーラーについては売電のほか、IPP事業者や投資家に売却するモデルなど、さまざまな選択肢の検討も行っています。ソーラーフロンティア社は、これらの事業によって得られた知見を活かし、今後も国内外でソーラー発電事業を積極的に推進していくことを目標としています。

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ソーラーフロンティア、NEC製の蓄電池とHEMSをラインアップに追加

ソーラーフロンティア株式会社は、従来の商品ラインナップに加えて新たに蓄電システム・HEMSを追加し販売します。

日本電気株式会社製の新型「小型蓄電システム」を採用したこの新しい蓄電システムは、蓄電容量7.8kWhと家庭での利用に適しており、停電時にも必要な家電機器を使用することができます。また、従来品よりも蓄電システムを長寿命化したことにより、屋外設置15年保証という業界最長期間での保証サービスを実現しています。さらに割安な夜間の電気を貯めて日中利用したり、太陽光発電での余剰電力を貯めて夕方に利用したりなど、ご家庭の希望にそったスマートな電気の利用方法を選べるようになっています。
またこの蓄電システムではクラウド型HEMSを専用HEMSとして採用し、各ご家庭の部屋ごとの消費電力を計測し、ご家庭全体の電気の使用状況をリアルタイムで確認できる機能を備えるとともに、太陽光発電システムの発電状況を見守るなど、ご家庭での省エネに対する取り組みをサポートしてくれます。

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ソーラーフロンティア、イタリアの蓄電池システムと販売提携

イタリアのUnendo Energia社は、住宅用・産業用の太陽光発電システムの販売を強化するために、ソーラーフロンティアの太陽光発電最適化システムを採用する方針を決定しました。

ソーラーフロンティアの『PowerSets』とUnendo Energia社の高機能蓄電池システムを組み合わせることによって、家庭での電気使用量の93%を太陽光発電でまかなえることができるようになります。

イタリアの『Conto Energia』という補助金制度が終了されてから、電力の自給自足化の需要が高まっていて、発電能力の高いシステムに注目が集まっています。そのような状況の中で、Unendo Energia社とソーラーフロンティアのシステムを組み合わせた製品は、発電量力と蓄電能力が高く、昼夜を問わず外部の電力供給の依存を解消して、電力料金の変動の影響を最小化することができます。

ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池モジュールは、結晶シリコンモジュールよりも高い発電量が特徴で、さほど太陽光に左右されることなく安定した発電を見込むことができます。CIS太陽電池モジュールの性能を最大限に発揮できる高い発電能力があります。

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ソーラーフロンティア、木製架台を利用した1.4MWメガソーラー建設

2015年2月16日、東京都に本社を置くソーラーフロンティア株式会社は、日本では数少ない国産木製架台を用いたメガソーラーの着工を発表しました。
このプロジェクトはソーラーフロンティア社と株式会社日本政策投資銀行が共同で設立した「SFソーラーパワー株式会社」として熊本県八千代地区にて行われるもので、使用される木製架台は該当地区の地権者で木材保存技術のスペシャリストでもある株式会社ザイエンス(東京都)のノウハウを生かして作られるとのことです。
木製架台の持つ塩害耐性の高さと熱伝導率の低さにより、海岸付近の塩害や融剤による影響での腐朽、炎天下での発熱を抑える効果が期待できます。また、木質バイオマス燃料として再利用できる国産木材を使用することで、将来的な解体後も自然環境への負荷の回避を図ることができるとしています。

この木製架台は発電施設全体の2割程度に使用される見込みで、2015年5月末にも発電が開始される予定です。

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塩害区域のメガソーラーに「かながわ地球環境賞」、パネルはソーラーフロンティア

湘南サニーサイドマリーナが「かながわ地球環境賞かながわスマートエネルギー計画部門」を受賞しました。この受賞は、ソーラーフロンテイアのCIS薄膜太陽光発電電池を搭載した佐島が丘メガソーラープラントの取り組みが評価されたものです。
かながわ地球環境賞とは、かながわ地球環境保全推進会議と神奈川県が主催しており、地球環境保全活動部門、温室効果ガス削減技術開発部門、かながわスマートエネルギー計画部門があります。このうち湘南サニーサイドマリーナが受賞した大きな理由が、発電出力2.56MWの佐島が丘メガソーラープラントを相模湾に面した重塩害地域約50,000平方メートルの丘陵地に設置し、有効活用しているという点でした。2014年4月より運転開始しているメガソーラープラントは民間資本100%の中では神奈川県最大規模となっており、本来は設置しない地域のため架台の塗装や配線コーティング、防風林を植えるなど対策や工夫をしています。
ソーラーフロンティアでは、湘南サニーサイドマリーナへの表彰が地域貢献していると認められたとし、今後も高発電量のCIS薄膜太陽電池と施工方法を工夫し、環境に優しいエネルギー提供をし続けていくと発表しています。

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昭和シェル、アブダビの太陽光発電の実証実験で1.7倍の発電量を確認、中東進出の足掛かりとなるか?

昭和シェル株式会社は2015年1月14日、一般財団法人国際石油交流センターとアブダビ首長国国営の石油精製会社であるTakreer(タクリール)と行っていた共同事業への太陽光発電システム導入に関する実証化実験と調査が終了したことを発表しました。

この実験は製油所関連施設に太陽光発電システムが導入可能か、運転状況や砂塵対策などの内容についてを確認し、2011年から4年間にわたり検証がなされてきました。石油供給の安定確保と原産国との友好を深めたい日本側と、製油所での消費電力の一部を再生エネルギーによって賄うことによって原油輸出余力を増やしたいアブダビ首長国側の方針が一致ししたことによって実現した事業であり、両国の意向が反映されています。

供給されたのは昭和シェル石油の子会社であるソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池で、タクリールが操業している製油所関連施設屋上とアブダビ市内の製油所内建屋屋上に設置されました。合計で77kWになる両発電所は順調に稼働しており、発電量も日本と比べて1.7倍が得られているのだそう。

ちなみに中東地域に特有の問題である砂塵対策として2014年に防汚塗料と清掃用ロボットも導入したということ。
ソーラーフロンティアの高温耐性の高さに加えてこうしたメンテナンスがどれほど効果を示したのかは特に今回は公表されませんでした。

ちなみにアブダビと同じくアラブ首長国連邦の一国ドバイでは、ソーラーフロンティアの競合でもある化合物系ファーストソーラーが200MWという大規模な受注に成功しています。
昭和シェルの同実証実験が始まったのはファーストソーラーがドバイの第一期目の受注を受けた2012年よりも前のこと。
しかし、”実験”をしているうちになんだか先を越されているような感が否めません。

「同事業はアブダビ首長国との関係強化や日本との友好関係にも貢献するとして期待されています」
と締めくくられる
同発表ですが、実際の発電プロジェクトに関する気配が全く感じられないのは、単なる秘密主義によるものでしょうか。

Looopでソーラーフロンティアの取り扱い開始

Looopは2014年12月15日、太陽光発電所用キット製品「MY発電所キット 68CIS」の販売を開始しました。今回採用されたモジュールはソーラーフロンティアの「CIS薄膜太陽電池モジュール SF170-S」。同社がこれまで発売したMY発電所キットに採用されていたシリコン太陽電池モジュールに比べると、高温環境及びモジュールに影が差した時の出力低下が少ないという利点を持っています。

系統に出力する電力は50kW未満ですが、モジュールを400枚接続した場合の合計出力は68kWとされています。価格は1,450万円(税・配送料・工事費別)で、約1,240平方メートルの土地に設置することが可能です。

ついにソーラーフロンティアが登場ですね。
単価にして21.3万円ということですが、これにさらに配送料や施工費が入ってきます。
ソーラーフロンティアの住宅用(10kW未満)施工費込みの最新価格情報はこちらから

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