ソフトバンク着々とメガソーラー完成

SBエナジーによる新たなメガソーラ―が完成しました。
栃木県矢板市こぶし台に建設された「ソフトバンク矢板ソーラーパーク」

第1基は3MWで、今月23日から稼働開始予定です。
第1基の隣接地には第2基として1.6MWの建設が進められており、今年の12月下旬に稼働開始の予定。
記事

SBエナジー、長崎県のメガソーラー稼働開始

以前お伝えしたSBエナジー長崎県の香焼町のメガソーラーが稼働開始したそうです。
6月中旬の運転開始とされていましたが、ちょっとだけ遅れてのスタートとなりました。

ソフトバンク長崎香焼(こうやぎ)ソーラーパーク」を含むSBエナジーの太陽光発電施設のリアルタイムの発電量はSBエナジーのホームページから閲覧もできます。
Sbエナジーは、同一条件で各メーカーのパネルを並べて発電量の比較をする実証実験もしてデータ公開をしていました。
そのデータをまとめたものを、「実発電量の比較」ページにまとめて掲載しています。
測定条件が決まっている効率と違い、発電量は同一設置条件化でのみフェアな比較ができる値なので、このような実証実験のデータは有効活用させてもらいたいですね。

太陽光発電施設用地確保の難しさって?

メガソーラー建設の際に障壁となる用地確保についての記事が面白かったのでご紹介します。

まず、メガソーラーというからには1MW以上の設備を指しますが、施設を建設する際、1MWあたり1ha~1.5haの土地が必要なのだそう。
そしてSBエナジーが日本全国にメガソーラーを建設する計画を発表した際、約1000件の土地提供の相談がありましたが、その多くはメガソーラー建設に適合しなかったそうです。

メガソーラーの建設地として「耕作放棄地」を活用したいという人も多い中、「耕作放棄地」に認定されるまでには、農業をしなくなって何年もたたないといけないなどの制度上の問題もあるということ。

「工業団地」は整備された地盤と送電設備が完備されていて、候補地としてはかなり理想的なのだとか。
しかし、工業団地の用途には制約を設けられていたり、管理が特殊法人のため、固定資産税もかからず、何もしないリスク、放っておくリスクが無いに等しい事も、せっかくの土地の有効利用につながりにくい環境を作っているとのこと。

メガソーラー建設の一番の問題は土地確保、と言えそうですね。
建設してしまえば、「7~8年で償却できる」とも書かれていて、その後12~13年は利益が増えていく、と考えると、こぞって用地を獲得しようとするのは納得できる気がします。

SBエナジーのメガソーラー計画の進行状況

全国に合計20万キロワット(200MW)のメガソーラーを建設するという計画を昨年発表していたソフトバンクの100%子会社のSBエナジー

メガソーラーの建設ブームで用地確保が困難な中、「おうち発電プロジェクト」「神奈川県の校舎屋根借り」など、多方面での太陽光発電の促進を試みています。

しかしメガソーラーの方もおじゃんになったわけではありません!
新規で発表されたSBエナジーのメガソーラー計画をご紹介します。

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「ソフトバンク長崎香焼(こうやぎ)ソーラーパーク」
場所は長崎県長崎市。2.6MWの規模を持ち、2013年6月中旬の運転開始を目指しています。

土地は「株式会社テツゲン」から借り受けています。

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1月に発表された「ソフトバンク徳島臨空ソーラーパーク」も、無事施工を終え、2月18日から稼働を開始したという事です。

頑張れSBエナジー^^

今後の環境ビジネスの方向が先読みできるかも?ソフトバンク孫代表主宰のシンポジウム、入場は無料!

昨年7月に適用された固定価格買取制度の「買取価格42円」というのは、当時から「高すぎだ!」という指摘を受けていましたが、ソフトバンクの代表孫社長が推していた事もあって成立した経緯があったと言います。
ソフトバンクの100%子会社のSBエナジーの太陽光発電事業も活発ですが、日本の環境ビジネスで、孫社長の存在感は無視できないものになっています。

そんな孫社長が会長を務める自然エネルギー財団は、2月26日(火)に、国際シンポジウムREvision2013「新しい自然エネルギーの未来を創造する」を開催します。
海外からの権威などを迎えてのシンポジウムは、各国の事例を学びながら、FIT導入から8カ月、日本での自然エネルギー市場のバリア、現状、将来の飛躍について考える事を目的にされています。

参加費はなんと無料!寛大ですね~!

環境ビジネスに興味がある方は、ぜひ足を運ばれるといいと思います。
下記のリンクから飛べるサイト内で参加申し込みができます。

詳細

SBエナジーメガソーラー、新たに2か所追加は徳島県に合計5.6MW

全国に200MWを建設するという計画を発表しているソフトバンクの子会社SBエナジー
初めの意気込みとは裏腹に、メガソーラーラッシュで用地確保が難しいのか、久々の新施設の情報です。

今回の施設は徳島県に2か所、その一つの「ソフトバンク徳島小松島ソーラーパーク」は今月26日から、もう一つの「ソフトバンク徳島臨空ソーラーパーク」は2月中旬の稼働開始予定で、どちらも規模は2.8MW。

設置量に対して年間発電量が327万kWhという発表内容は、キロワットあたり1,168 kWhの発電量となり、日本の平均的な発電量(1,050 kWh)を大きく上回っています。日本の都道府県別発電量ランキングを見ても堂々全国3位の徳島県。十分妥当な発電予測かと思われます。

「設計・調達・建設・保守はシャープと四電工」という記事があったので、シャープ製パネルが使われていると考えられます。

SBエナジーのこれまでのメガソーラー事業は、鳥取県米子市の三井物産と共同出資のものを含めると51.7MWになります。200MW達成はいつになるでしょうか。来年の産業用の固定価格買取制度の価格は下がりそうなので、急ぎたい所でしょうね。

ソーラーフロンティアの詳細・パネル最安値情報など
シャープの太陽光パネルの詳細・パネル情報など
参考

神奈川県の校舎屋根貸し事業・4分の3がSBエナジー!

以前ご紹介した神奈川県の校舎屋根貸し。第2弾に貸し出す事業者が決まり、そのほとんどがSBエナジーであることが分かりました。

20校のうちの15校分を年間使用量56万円弱で借り、合計約775.2kWの出力を得られるという事で、売電額にして3,400万円以上になり、賃貸料を引いても年間3,360万円程度の収入になると考えられます。

キロワットあたりを例えば40万円で施工をした場合、9年ちょっとで回収できるくらい。

結構オイシイ話だと思うんですよねこれ!
キロワットあたりの賃貸料が年間で720円ですよ!
神奈川県、もう少し高く取ってもよかったんじゃないの?って思いますが 笑

SBエナジーは先日おうち発電プロジェクトを発表しましたね。
ここで、いくらくらいもらえるのかが、一番気になるところ。校舎と同じくらいしかもらえないんだったら、ちょっと心外ですね~。

とはいえ、SBエナジーはチャンスがあるところはすべてモノにしようというフットワークの軽さが、とても頼もしいです。

参考

ソフトバンク×SBエナジーの「おうち発電プロジェクト」全国で先着1,000軒・タダで太陽光売電の15%をバック!

全国にメガソーラー200MWを建てる計画が進行中のソフトバンクの子会社SBエナジー
今度は全国の住宅の屋根を借りて、太陽光発電を行うという計画です。

施工はすべて日本エコシステムが行うということ。

似たようなコンセプトで、DMMソーラーの
「8万円で設置、発電量の2割を利用可能」というサービスがありますが、SBエナジーの方が一枚上手に見えます。その特徴は

  1. 発電量はすべてまとめられ、全量売電される
  2. 売電額の15%を、「発電スポット利用料」として支払い
  3. 設置費用は全額ソフトバンクが負担
  4. 携帯料金、インターネット料金の割引などのオプションあり
  5. 20年契約(10年以内の解約は、契約解除料が発生)

というところでしょうか。
「負担額ゼロ」で、15%を20年間保証されるので、DMMソーラーよりも多くの確率で安定した収入源になりそうです。

発電量をまとめて、20年間の全量売電を利用するというのは賢いですね~!

日本の太陽光発電所・産業用太陽光発電のいろいろ

日本の産業用太陽光発電

以前、電力会社以外で建設された日本の産業用太陽光発電施設は、国際航業が宮崎県に建設した1000キロワット級のものだけでした。東京電力福島第一原発の事故後、クリーンエネルギーへの注目が高まり、ソフトバンクを筆頭に、産業用の大規模太陽光発電施設の計画が次々に出てきています。

各業界の大手が率いて展開される産業用の太陽光発電計画。地域のクリーンエネルギー計画や、工場の屋根の効率利用として、個人レベルでも始められるクリーン事業です。補助金と、売電制度が適用されている期間の開始が、より大きい経済的メリットを生みます。

ソフトバンク

昨年の10月にグループ会社のSBエナジーを立ち上げ、全国に合計20万キロワットの太陽光発電施設を建設する予定をしています。2012年7月の、全量買い取り制度が始まったタイミングに合わせ、京都と群馬のそれぞれ2000キロワット超の施設が稼働し始めました。1320世帯分の電力をまかなえる量のこれらの施設に加え、9月には京都の隣接地にもうひとつと、これらに続いて徳島県栃木県での建設計画が確定していて、早い時期に1万キロワット以上を達成する予定です。

SBエナジーのホームページには、建設中やの施設の情報に加え、稼働中の施設のリアルタイムと、累積の発電量が確認できます。北海道の2カ所に建設されている発電試験場では、積地域でのシステム運行状況や、各メーカーのパネルの発電量の比較実験なども行われており、これから太陽光発電の設置を考えたい人にも、参考にしてほしい試験内容です。

JAMCソーラーエナジー合同会社(仮称)

JA全農と三菱商事が合弁で、全国の農協の施設の屋根400~600カ所を利用して、合計20万キロワットの発電能力をもつ施設を建設する計画が進行中です。環境保全と、全国の農業の活性化を目標に掲げたこの計画は、2014年度末までに導入完了する目標で、約5万8千世帯分の電力をまかなえる量になる見込みです。

大林グリーンエナジー

1009年から始まった「くまもとソーラープロジェクト」の一環として熊本県南部の芦北町(あしきたまち)に国内最大規模(1万5千キロワット)の太陽光発電所を建設する事業に、大手建築土木業者の大林組が選ばれました。このプロジェクトのほかにも、7か所で合計34.3kWの太陽光発電建設計画が進行中で、さらなる事業拡大を目指しています。

相次ぐ大規模太陽光発電所建設

現在(2012年8月21日)稼働する太陽光発電所で最大のものは、神奈川県川崎市と東京電力が共同で運営する「扇島太陽光発電所」で、2011年12月19日に稼働開始しました。

固定価格買取制度の改正で産業用の売電が有利になったことを受けて、大規模な太陽光発電所の建設計画が次々に持ち上がっています。中でも最大の計画が、京セラが他6社(KDDI、IHI、九電工、京都銀行、鹿児島銀行、竹中工務店)の出資者と設立した「鹿児島メガソーラー発電株式会社」が鹿児島湾岸の桜島に対面する埋立地に建設を予定している127万平方メートル(東京ドーム27個分)規模の発電所で、発電能力は70MW、年間発電量は7880万kWhの規模にも及びます。

総投資額は270億円、売電による収入は年間で30億円以上になる見込みです。