南アフリカの国を挙げた75MWプロジェクトは伊藤忠商事の出資会社!

Kentz南アフリカの75MWプロジェクトの事業開発を4500万ドルで契約という記事を先月10日ご紹介しましたが、この事業主のノルウェーの会社スカテック・ソーラーは、伊藤忠商事株式会社の出資会社(37.5%)なのですね!

南アフリカの再生エネルギー独立発電プログラム(REIPPP)事業は南アフリカに合計1.45GWの太陽光発電を開発する、国を挙げてのプロジェクトで、今回の75MWプロジェクトのように一つ一つのプロジェクトの規模が大きいため、欧米の業界ニュースでは開発権などをだれが取ったか、という話が毎日のように流れています。

日本からは、住友商事が風力発電で出資をしているくらいで、注目度は低め。

プレスリリース

サンエジソン、南アフリカの58MWプロジェクトの資金確保



南アフリカの再生エネルギー独立発電プログラム(REIPPP)の一環で南アフリカのLimpopo地方に建設される2つのメガソーラー、合計出力58MWの施設の開発のための資金3億1400万米ドル(約258億円)を確保したと、事後湯主のサンエディソンらが発表しました。

南アフリカの北端Limpopo地方のWitkopソーラーパーク(30MW)とSoutpanソーラーパーク(28MW)は、来年1月から建設を開始し、318人の雇用を生むそうです。2014年の1月(Soutpan)及び4月(Witkop)に稼働開始予定です。

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SunEdisonの紹介
日本にも支社を持つサンエディソンは、世界各国の太陽光発電事業に関わっています。
イタリアには70MW、韓国に24MWと、それぞれ国内最大級のメガソーラーを含めて世界で500MW以上の累積設置経歴を持ちます。

参照

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アイルランドのデベロッパー南アフリカに合計238MWの再生可能エネルギー開発

自国の再生可能エネルギー自給量を3,725MWにまで引き上げるという政策を出し、大型メガソーラーや風力発電などを相次いでヨーロッパのデベロッパーに受注している南アフリカ。(他のプロジェクトについてはREIPPP参照)
今度はアイルランドのデベロッパーMainstream Renewable Powerが、50MWの太陽光発電所2つで100MW、そして138MWの風力発電所を1つで合計238MWの施設への投資、電力購入、計画推進についての合意にサインしました。

内訳

  • Jeffreys Bay wind farm(138MW/Eastern Cape)
  • De Aar solar PV farm(50MW/Emthanjeni自治区)
  • Droogfontein solar PV farm(50MW/Kimberley)

Mainstreamは他の企業と合同で、2011年11月の南アフリカの再生エネルギー独立発電プログラム(REIPPP)に入札し、12月に正式に我々の合同企業が落札が決定しました。
合同企業はMainstreamに加え、主に戦略でGlobeleqが関わり、Thebe Investment Corporation、地元の建築業者のEnzani TechnologiesとUsizo Engineering、および地元の共同体が参加します。風力発電所に関してはIDEAS Managed Fund(Old Mutual)も関わる予定です。

参考記事

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Kentz南アフリカの75MWプロジェクトの事業開発を4500万ドルで契約

設計・調達・建設を一貫して行うEPC事業を専門的に行い、世界29カ国に事業展開する”Kentz”が9日、ノルウェイの”Scatec Solar”からの依頼を受け、「Kalkbult Solar PV Project(北ケープ州・75MW)」において、EPCを請け負う事となりました。

このプロジェクトは2014年1月に完成する予定で、総出力3,725MWになる予定の南アフリカの再生エネルギー独立発電プログラム(REIPPP)の一環として行われます。
参照

Scatec Solarは今年8月に、南アフリカのREIPPPのうち3つのプロジェクト、合計190MWを委託されており、プラントの所有、建設、運営をOld MutualやStandard Bankを含む地元のパートナーとともに行います。
ノルウェー途上国投資資金(Norfund)からNOK1.9億(約26.3億円)の融資を受けます。

南アフリカの電力会社”Eskom”が20年間電力を買い取ります。
参照

Gestamp Solar南アフリカの2つのソーラーパーク(計30MW)の電力購入を契約

スペインのGonvarri Steel Industriesの支部であるGestamp Renewablesの子会社、Gestamp Solarが、南アフリカの再生エネルギー独立発電プログラム(REIPPP)の第一段階に28個決まっているプロジェクトのうち2つのプロジェクト、合計30MWの太陽光発電所の融資および電力購入の契約を済ませました。
2014年に系統連係がされるということです。

一つ前のポストで、同じ日に発表されたREIPPPの他のプラント建設のニュースもご紹介しています。
オランダの施行会社の追尾型太陽光発電のプロジェクトでしたね。

市場縮小は逃れられないとされるヨーロッパにとって、南アフリカはかなり魅力的なんでしょうね。

参照

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ビルディングエナジー(オランダ)、南アフリカに81MWの追尾型太陽光発電を建設

南アフリカの再生エネルギー独立発電プログラム(REIPPP)の第1段階の入札で最有力候補となっていたオランダの施行会社ビルディングエナジーが8日、エネルギー省との会合で、南アフリカの最大の太陽光プラントのエネルギーの購入、計画履行、金融協定についての契約書へのサインをしました。
2011年11月時点で選ばれていた28の候補のうち、北ケープ州のKathuに81MWの追尾型太陽光発電プラント(太陽の動きに合わせてパネルの角度が変わり、常に最適な角度で日射を受けられる)を建設する権利を勝ち取ったのがビルディングエナジーでした。
ビルディングエナジーアフリカのCEO、Matteo Brambillaのコメント

南アフリカは再生可能エネルギーについて、近代的で効率的なフレームワークを描いており、世界の中でも最も活発な市場の一つです。今回のプロジェクトに選ばれたのは、熱心なチームと多くの方々の助力であり、とても誇りに思います。
南アフリカは現在、再生可能エネルギーに対して日々需要が高まっています。
速急な建設が可能であり、コスト競争力のある、信頼性の高いエネルギーであるところが注目されています。
ビルディングエナジーはプロジェクトにたいするノンリコース融資が行えることが、予測可能なキャッシュフローをより際立たせています。

建設はすぐにも始まり、2014年の5月の完成が予定されています。

参照

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soitec南アフリカのREIPPPに44MWのCPV提供

集光型の太陽光パネルの製造メーカーソイテックは、南アフリカの再生エネルギー独立発電プログラム(REIPPP)の一環としてTouwsrivierに44MWのソーラープラントを建設し、建設後に発電されるエネルギーの買電契約を結びました。
南アフリカにおけるソイテックの進出の大きな一歩を踏み出せたとしています。
ソイテックの集光型太陽光パネルは30%の発電効率を持ち、寿命が長いことが特徴とのこと。

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REIPPPとは
「再生可能エネルギー独立系発電事業者調達プログラム」、または「再生エネルギー独立発電プログラム」などと呼ばれますが、要するに南アフリカにおける再生可能エネルギーの普及率を高めるためのプログラムです。
2010年に南アフリカのエネルギー省(DOE)から出された「総合資源計画」で、2030年までに国内で生産されるエネルギーの42%を再生可能エネルギー由来のものにするという目標が掲げられました。
それに基づきIPP(independent power producer/独立発電事業者)を調達したうえで、3,725MW(うち1,450MWが太陽光)の再生可能エネルギー(Renewable Energy)発電所の建設を達成するプログラムがこのREIPPP(Renewable Energy independent power producer program)です。

REIPPPの発動から今までに28のプロジェクト(うち18つが太陽光発電プロジェクト)が決定しています。

他にも昨年12月には住友商事がIPPプロジェクトの風力発電に入札するなどのニュースがありました。
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参照元