スフェラー(sphelar)の懐中電灯にため息

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sphelar(スフェラー)という球状の太陽電池を使用した懐中電灯、美しいです。
太陽光発電はデザイン・アートとの相性が抜群だということが再確認されます。

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大阪のデザインスタジオ/ショップのgraf studioと、京都のスフェラーパワーのコラボレーションによって生まれた照明機器。

第一弾として昨年(か2年前)に同社がランタンを発表しましたが、砂時計を上下を逆にするだけで充電/放電(点灯)できる、その優雅なインターフェイスには感動したものです。

暗いベッドルームが怖い子供部屋なんかにもピッタリなこの照明器具を、いつかは手に入れなければと思っていたのですが、その小型版の懐中電灯が商品化されたということです。

いざというときに電池切れの心配がないのもメリットの一つですが、災害用に取っておくのはもったいない美しさ。
アウトドアや自転車の照明などにもピッタリです。

sphelar(スフェラー)

オラファー・エリアソンのリトルサンプロジェクト

デンマーク・コペンハーゲン生まれのアイスランド人アーティスト、オラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)は、公共を巻き込んだアートを得意とします。
ニューヨークに人口の”滝”を建設するインスタレーション”New York City Waterfalls”などが有名。

he New York City Waterfalls from Public Art Fund on Vimeo.

そんなエリアソンのソーラーパネルを利用したプロジェクトが、”Little Sun”と呼ばれるもの。
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小さな太陽型のソーラーパネル式の照明器具です。
このリトルサンを、無電力地域などの電力インフラが整っていない地域などに対して安価に提供、また先進国などでは高価で提供するというプロジェクトです。

「ジンバブエでは100人の子供がこのライトを販売している。昨年8月に300個を無償で提供したが、つい先日、彼らは6000個を発注し1万1000ユーロ(約143万円)を前払いした」(ブルームバーグ Catherine Hickley)

とあるので、ジンバブエでは一つ240円前後が仕入れ価格となっているようです。
LittleSunのウェブサイトが接続しにくいようですが、購入ページではひとつ20ユーロでオンライン販売も行っています。(現時点で日本への発送は無し)

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リトルサンのフェイスブックページには、実際に無電化地域などで利用される様子や、先進国ではフェスティバルや、登山などで使用している人の写真などが載っています。

アメリカではMOMAのオンラインストアなどでも販売しているようなので、日本での取扱いも始まるといいですよね!
写真で見ている限りかなり発光も強いので、アウトドアなどで十分利用できるのではないかと思います。

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