モテック、ライバルの台湾企業を買収の噂

日本にも伊藤組モテックとして北海道を拠点に展開している台湾の大手モジュールメーカーのモテックですが、台湾の経済ニュースによると同じく台湾のNeo Solar Power Corporationの買収の噂が持ち上がっているそうです。

ひとつ前に「太陽光発電合併の利点」という記事を紹介しましたが、実際に買収はどんどん進んでいくことになるのでしょうかね。

この買収が実現すれば、モテックの設備は3GWに達するという事。
現在年間1.5GWの設備容量を持つモテックはさらに今年中に1.6GWにまで設備量を増やす予定で、Neo Solarの方は1.3GWの設備容量を持っているとのこと。

しかし、世界中の設備容量はすでに需要を上回っていて、シャープソーラーフロンティアなどの日本企業も設備の縮小をしています。
ここで注目されているのはやはり設備容量よりも世界シェアなのでしょうか。
合併によってシェアは7%にまで引き上げることができ、アメリカのファーストソーラーと中国のJAソーラーに次いで3位に上昇するという事です。

メーカー側からはこの噂について「推論であってコメントは出さない」という姿勢を見せていますが、Neo Solarの10月の歳入を見てみると2,650万米ドルと、前月の9月よりは少し上回ってはいるものの、前年の同月と比べて34%減となっており、厳しい経済状況であることは明らかであるようです。

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