パナソニック、新興国向け太陽光独立電源パッケージを開発

パナソニックは、インドネシア政府の「中部ジャワ州カリムンジャワ島における電化促進による初等教育環境改善と貧困削減計画」のために太陽光独立電源パッケージ「パワーサプライコンテナ」を納入しました。

この製品は新興諸国の無電化地域においての電力供給を可能にするために開発されたもので、パナソニック製のHIT太陽電池(250W×12枚で容量は3kW)に、鉛蓄電池24台(蓄電容量17.2kWh)を搭載。
さらにエネルギーマネジメントシステム「パワーサプライコントロールユニット」によって電力の供給を制御することで、蓄電池の耐用年数を伸ばせるのだそう。

今回インドネシア政府に納入されたこのシステムは、カリムンジャワ国立第一小学校で利用されることとなります。
この地域は日中無電化、夜間はディーゼルによる電力供給が行われる半電化地域で、このシステムによって日中の電力供給が可能となり、照明のような学校設備に必要な電力と、学校教育で使用されるパソコン、プロジェクタ、テレビへの電力が供給され、施設環境や教育環境の改善に役立たせます。

参考

アメリカ・アジア太平洋圏の再生可能エネルギー開発に60億ドル


アメリカとブルネイ、インドネシアの代表が、再生可能エネルギーの開発に関してアメリカとアジアで包括的な協力関係を結ぶことを発表しました。

このパートナーシップで、世界銀行やアジア開発銀行とも密接に協力しながら、次の4つの項目の開発を進める予定です。

  1. 再生可能・クリーンエネルギー
  2. 市場形成と相互連結
  3. 天然ガスの新たな役割
  4. 持続可能な発展

アメリカは輸出入銀行と海外民間投資公社を通じて今後4年間で60億ドルをこのパートナーシップにつぎ込む予定です。

参照

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インドネシア・1人1ワットの太陽光計画

人口にして日本の2倍近く、世界第4位のインドネシア。(そんなに人口がいるの、私知りませんでした。データはここから)そのインドネシアに「一人1ワットの太陽エネルギー」を目標に掲げるのは、”SGI-Mitabu“。The Solar Guys International (SGI)とMitabu Australia。両社ともオーストラリアの会社ですが、東南アジアの太陽光発電普及を主な事業としています。

今回、2憶4千万近くの人口に1ワットずつを達成させるために約250MWの太陽光発電施設の建設を目指しており、第1段階として50MWの施設を建設するための資金確保が完了したということです。

この施設はデザイン的に初の試みとなるという事で、地元の雇用者や、旅行者の注目を集めることが期待されています。

同社は今後インドネシアに限らずアジア諸国すべてを対象に「一人1ワットの太陽エネルギー計画」の実現をしたい意向だということです。

このSGI-Mitabuのパートナーシップのページには、今のところパネル提供は”京セラ”の名前だけが上がっており、インドネシアの第1段階・50MWのプロジェクトではおそらく京セラ製が使われると考えられます。東南アジアでの、オーストラリア企業のプロジェクトにも採用されているというと、京セラ製太陽電池モジュールの信頼性は海外でも高い評価を受けているのですね。

京セラの太陽光発電について・価格相場など

参照