太陽電池のついたノートパソコンをアフリカ市場にむけて開発

先日キックスターターで資金調達が叶わなかったソーラーパネル×蓄電池付きのヘッドフォンの話題をお伝えしましたが、今回は是非うまくいってほしい事業です。

カナダオンタリオ州WeWi Telecommunicationsが開発したノートパソコンSol」。アフリカなどの地域に太陽電池でバッテリーの充電ができるノートパソコンを販売する事業を始めました。

アフリカなどの無電化地域では、固定電話のインフラが整わないために携帯電話の普及が進んだり、電力網の整備に先行して独立型の太陽光発電の設置が進められたりと、先進国のテクノロジーの歴史をそのまま繰り返さない形でのイノベーションが起こることが多く、今回の製品も電力インフラが整わないアフリカ地域に向けた製品として開発が進められました。

一台250~300カナダドル(約24,000~28,800円)のこのノートパソコンの初回受注分約20,000台は、まずはガーナの顧客に向け販売される予定。

以前にもサムスンがケニヤやアメリカなどの市場に向けて太陽光発電付きのノートパソコンの販売を試みたのですが価格や性能の面で思うように普及は進まず、WeWi Telecommunicationsの製品はそれを解決できるよう、より短時間で充電できることや、低価格化などの面で改良をしていったのだそう。

太陽光発電は、発展度の異なる国や地域の差を埋めるソリューションとなる可能性の高い技術だと感じます。

アフリカ最大級、ガーナに155MW


アフリカ最大級のプロジェクトの建設計画が発表されました。
ガーナの西部に155MWの太陽光発電施設を建設するというこのプロジェクト。イギリス拠点のBlue Energyが事業主となり、現在EPC業者の候補を2つに絞ったということです。

供給パネルのメーカーは選出されていませんが、単結晶の245Wを630,000枚程度設置する予定で、約155MWで年間240GWhの発電量がみこめるそうです。

1kWあたり年間1555kWhと言ったら、同じシステム量で日本の約1.5倍の発電量が見込めるという事ですね!
南アフリカもですが、アフリカ大陸での太陽光発電のポテンシャルの高さを感じます。

記事

にほんブログ村 環境ブログ 風力発電・太陽光発電へ
↑ ↑各メーカーのパネルの発電量が気になる方は上記サイトが一番お勧め!実際に設置しているご家庭のナマの発電状況が閲覧できます