ハンファQセルズのパネル、福岡県の11.72MWメガソーラーに採用

オリックス九電工は、日本コークス工業が所有する福岡県大牟田市新開町にある土地を借りて、最大出力11.72MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設し運転を開始します。

初年度の年間発電量は、一般家庭約3620世帯分の消費電力に相当する1304.2万kWhを見込んでいます。

出費比率はオリックスが70%と九電工が30%で、両社の合弁によるSPC(特定目的会社)のKクリーンエナジー(鹿児島県枕崎市)が事業主体となります。

合計出力約7MWを枕崎空港跡地に、出力7.786MWのメガソーラーを鹿児島県鹿屋市にすでに稼動させています。

発電所のEPC(設計・調達・施工)のサービスは九電工が担当し、太陽光パネルはハンファQセルズ製で、4万7838枚を設置します。

参考

コメダ珈琲新店舗に「ソラシス・ネオ」を採用、屋根に15.5kW搭載

ソーラーフロンティアの軽量型のCIS太陽電池ソラシスネオの販売について以前お届けしましたが、この軽量型パネルが、新しく福岡市にできるコメダ珈琲の屋根に採用されたそうです。

155枚で15.5KW(一枚あたり100W)で、年間16,170KWhを見込むということで、全量が九州電力に売電される予定。

シリコン系パネルと比べて一般的に重量が多いCIS太陽電池ですが、ソラシスネオは従来製品の40%の軽さ、シリコン系と比べても85%程度の軽さ。(「ソーラーパネルの重量比較」)
効率が約12.7%と、ソーラーフロンティアで現在主力製品の「SF170-S」と比べると1%程度劣りますが、屋根への負担の少なさや設置作業の簡素化など他の製品にはない魅力で、既存住宅への設置といったニーズにより応えていけくことが期待されます。

価格はオープン価格になっており、ネット販売店での取り扱いも今のところメジャーではないので、価格的魅力についてはお伝えできないのですが、東北の新工場の開設の報道もあり、今後低価格化していく可能性h十分にありますね。

参考

SBエナジー×三井物産のメガソーラー、熊本と福岡に新たに

三井物産SBエナジーが共同で新たにメガソーラーを建設すると発表しました。
日本コークス工業の所有する熊本県荒尾市と福岡県大牟田市にまたがる有明海沿岸に建設されるこのメガソーラー、2カ所の合計で42MWという大規模なものになります。

名称 面積 容量 1MWあたりの面積
ソフトバンク熊本荒尾ソーラーパーク 約27万8000m2(約27.8ha) 約22.4MW 1.24ha/MW
ソフトバンク大牟田三池港ソーラーパーク 約22万m2(約22ha) 約19.6MW 1.12ha/MW

どちらの事業も、それぞれ50%ずつ出資して共同の事業会社を設立して行われます。2014年末の稼働開始予定。
これまでにも三井物産とSBエナジーが共同で行うメガソーラー事業は、北海道安平町(111MW)や、京セラも参加している大阪府泉大津市(19.6MW)があります。

参考

太陽光発電付きマンションGRANDIAの新物件「ソラーレ久留米中央」はHEMSも付いてよりエコに

福岡県を中心に、今から5年前の平成19年(2007年)から、太陽光発電を各戸に接続した太陽光発電マンション”ソラーレ”を売り出していたGRANDIA。新物件「ソラーレ久留米中央」は太陽光発電に加えHEMSを搭載することにより、よりエコでスマートなマンションになりました。

屋上部分には東芝の太陽電池モジュール(出力250W)を設置しているという事ですが、マンション上に面積に設置する分で、各戸により多くの発電量を分配できるようにするためには、より効率の高いパネルを設置する必要があり、東芝の世界最高効率が選ばれたのも不思議ではありません。
とはいっても、サンパワーが最近は日本でも、産業用太陽光発電プロジェクトに対して直接のパネル提供を行っていることを考えると、”東芝製”としているのはマンション購入者の印象への配慮でしょうか。

規模は180枚ということで全部で45kW。一戸当たり5枚分(1.25kW)が割り当てられるということで、全て家庭内で利用したとしても月2,500~3,000程度の電気代削減に、もし発電量の半分程度を売電できるとしたら電気代の削減と合わせて月3,500円程度の経済効果が得られることになります。

HEMSも組み合わせられて電力が見える化がされることで、より節電意識向上に役立つのに加え、ECHONET Liteに対応したHEMSは将来的に子供や高齢者の在宅確認に利用できるメリットなどもあり、まさに最先端のマンションといった感じ。