東京都がスマートエネルギー都市推進事業において100億円超を計上した予算の中で多くを占める家庭の創エネ・エネルギーマネジメント促進事業(約67.8億円)で、コージェネレーション設備(燃料電池等)・蓄電池・ビークルtoホームシステムの3つに対しての補助金制度を設けることを発表しました。
金額はそれぞれ以下の通り
補助対象機器 | 想定件数 | 補助額 |
---|---|---|
コージェネレーション設備(燃料電池等) | 約 19,000 | 機器費の 1/4 上限:国補助(45 万円)の 1/2 |
蓄電池 | 約 8,500 | 機器費の 1/6 |
ビークルtoホームシステム | 約 5,500 | 単体:10 万円 電気自動車等同時導入:25 万円 |
ただこの3つ、太陽光発電を導入している家庭が設置するとダブル発電とみなされて、売電価格は通常の38円から31円にまで減らされてしまうのです。
ダブル発電は、昼間の買電量をより多くできるというメリットはあるものの、実際には売電収入が減ってしまう場合も考えられるため、それを危惧して上のようなエネルギーマネージメントの導入を踏みとどまってしまうなんてことも考えられます。
それを解消するために、太陽光発電と同時に購入した家庭には、太陽光発電システム1キロワット当たり2万円の補助金を支給するという内容になっています。
しかしこれは、今年同時にこれらの設備を購入する場合に限られるため、既に太陽光発電を導入している家庭が上記のシステムを購入しても適応されないと考えられます。
その場合は、売電期間が終わるタイミングを待つのが賢明とされます。
しかし、実は補助金をもらって購入する以上に安価な蓄電池も今でもあることはあります。
さらにこの蓄電池の場合、系統連系をしないタイプ(自分でコンセントの抜き差しとスイッチで充放電を操作するタイプ)なので、ダブル発電になることも無く、売電価格を押し上げることもできます。
参考