NTTファシリティーズ新発電所計画「F日光太陽光発電所」栃木県日光市に約2.5MW

2014年6月25日、NTTファシリティーズが新しいメガソーラーの建設を発表。

「F日光太陽光発電所」概要

施設名称 日光太陽光発電所
設置場所 栃木県日光市土沢1496-17他
事業者 株式会社NTTファシリティーズ
工事開始予定日 2014年6月下旬
発電開始予定日 2014年11月中旬
設置容量 2,478kW
想定年間発電量 約2,638MWh(一般家庭消費電力 約733世帯分)
想定設備利用率 12.16%(年間約1,065kWh/kW)

【参考都道府県別設備利用率(発電量)比較

「F日光太陽光発電所」の特徴やメモ

  • NTTファシリティーズが初めて栃木県内に建設することになる産業用太陽光発電施設
  • 独自の発電診断システムを導入し、遠隔において故障・不具合・発電量の診断

リリース

バイテック、レネソーラのパネルを旧スーパーの建物を借りて製造

レネソーラが提携した国内企業「バイテックグローバルソーラー」は、報道されていたレネソーラの主力製品「Virtus II」の製造を行うための拠点を、栃木県大田原市加治屋のスーパー跡に決定。改修をして7日に稼働開始されたと発表しました。

5,000㎡の工場を賃貸し、年間36万枚「Virtus II」(250~260W)を生産する予定で、現在50人の従業員を今後は120人まで増やす計画。

参考

ソフトバンク着々とメガソーラー完成

SBエナジーによる新たなメガソーラ―が完成しました。
栃木県矢板市こぶし台に建設された「ソフトバンク矢板ソーラーパーク」

第1基は3MWで、今月23日から稼働開始予定です。
第1基の隣接地には第2基として1.6MWの建設が進められており、今年の12月下旬に稼働開始の予定。
記事

40MWの新事業も!売電価格下がるも、メガソーラーの建設の勢いは弱まらず

売電価格が改定されることがほぼ確定となっていますが、そんな中でも企業や自治体のメガソーラー建設のブームは続きそうです。
最近出ていたメガソーラー関係のニュースをまとめました。

事業主:士幌町(しほろちょう/北海道
場所:中士幌地区の町有地
規模:988kW
稼動予定:2014年1月
自治体が主体となって行い、地域への利益還元を図る。年間で1,000万円ほどの益金見込み。
収益金は、浄化槽の整備など地域の環境対策費用として活用していくほか、工事の施工や施設の管理も地元業者が行い、地域ぐるみで取り組む事業となる。
参考

事業主:徳島市
場所:名西郡石井町 第十浄水場敷地内
規模:750KW
稼動予定:2014年度完了(順次稼働)
徳島市は他にも、住宅用の太陽光発電への補助金に1,000万円(助金額1件5万円、募集件数200件)、市立保育所に太陽光発電設備を設置するための予算として1,000万円を計上し、様々な方向から市の太陽光発電の設置数増加に努める。
参考

「富津ソーラー」
事業主:株式会社富津ソーラー(リサイクルワン及びミツウロコグリーンエネルギーの出資法人)
場所:千葉県富津市
規模:40MW(40,000kW)
稼動予定:2015年夏
参考

事業主:西武グループ
場所:武蔵丘車両検修場屋根および宮崎県日南市
規模:2,400kW(2か所合計)
稼動予定:2014年1月・2013年10月に
西武ホールディングスでは、2015年度までには、全国複数箇所で太陽光発電設備を設置する考え。
参考

事業主:帝人
場所:三原事業所(広島県三原市)の遊休地
規模:1,990kW
稼動予定:2014年7月
参考

事業主:タカラレーベン
場所:栃木県塩谷郡塩谷町
規模:3MW(3,000kW)
稼動予定:2014年8月
同社は首都圏で初めて戸別売電可能太陽光発電マンションを企画販売するなど、自然エネルギーの活用を積極的に推進している。
事業の目標を2014年3月期中に出力10MWとしている。
参考

40MWの事業は結構大規模です。
固定価格買取制度での売電価格は下がるものの、ミツウロコ新電力事業者として小売事業も行っています。
通常20年間の売電後は、電力会社の「言い値」で販売することになりますが、自身が電力販売事業も兼ねていれば、売電期間が終わっても比較的安定した収入になるとも考えられます。

JFEエンジニアリンググループ太陽光発電事業に参入・国内6地区で合計40MW

これまで三井物産と東京海上アセットの事業など、多くの太陽光発電の施工に関わってきたJFEグループですが、今回グループの遊休地5地区に加え、日照時間の多い北海道釧路地区にもう1か所、全部で6カ所にメガソーラーを建設することになりました。

内訳

それぞれの場所はこちらで確認ください。

JFEグループが関わり、受注をしてきた太陽光発電プラントは全国で数十カ所にのぼり、2013年度までに約200MWの累積受注量に達する見込みです。

JFEエンジニアリング:プレスリリース

日本の太陽光発電所・産業用太陽光発電のいろいろ

日本の産業用太陽光発電

以前、電力会社以外で建設された日本の産業用太陽光発電施設は、国際航業が宮崎県に建設した1000キロワット級のものだけでした。東京電力福島第一原発の事故後、クリーンエネルギーへの注目が高まり、ソフトバンクを筆頭に、産業用の大規模太陽光発電施設の計画が次々に出てきています。

各業界の大手が率いて展開される産業用の太陽光発電計画。地域のクリーンエネルギー計画や、工場の屋根の効率利用として、個人レベルでも始められるクリーン事業です。補助金と、売電制度が適用されている期間の開始が、より大きい経済的メリットを生みます。

ソフトバンク

昨年の10月にグループ会社のSBエナジーを立ち上げ、全国に合計20万キロワットの太陽光発電施設を建設する予定をしています。2012年7月の、全量買い取り制度が始まったタイミングに合わせ、京都と群馬のそれぞれ2000キロワット超の施設が稼働し始めました。1320世帯分の電力をまかなえる量のこれらの施設に加え、9月には京都の隣接地にもうひとつと、これらに続いて徳島県栃木県での建設計画が確定していて、早い時期に1万キロワット以上を達成する予定です。

SBエナジーのホームページには、建設中やの施設の情報に加え、稼働中の施設のリアルタイムと、累積の発電量が確認できます。北海道の2カ所に建設されている発電試験場では、積地域でのシステム運行状況や、各メーカーのパネルの発電量の比較実験なども行われており、これから太陽光発電の設置を考えたい人にも、参考にしてほしい試験内容です。

JAMCソーラーエナジー合同会社(仮称)

JA全農と三菱商事が合弁で、全国の農協の施設の屋根400~600カ所を利用して、合計20万キロワットの発電能力をもつ施設を建設する計画が進行中です。環境保全と、全国の農業の活性化を目標に掲げたこの計画は、2014年度末までに導入完了する目標で、約5万8千世帯分の電力をまかなえる量になる見込みです。

大林グリーンエナジー

1009年から始まった「くまもとソーラープロジェクト」の一環として熊本県南部の芦北町(あしきたまち)に国内最大規模(1万5千キロワット)の太陽光発電所を建設する事業に、大手建築土木業者の大林組が選ばれました。このプロジェクトのほかにも、7か所で合計34.3kWの太陽光発電建設計画が進行中で、さらなる事業拡大を目指しています。

相次ぐ大規模太陽光発電所建設

現在(2012年8月21日)稼働する太陽光発電所で最大のものは、神奈川県川崎市と東京電力が共同で運営する「扇島太陽光発電所」で、2011年12月19日に稼働開始しました。

固定価格買取制度の改正で産業用の売電が有利になったことを受けて、大規模な太陽光発電所の建設計画が次々に持ち上がっています。中でも最大の計画が、京セラが他6社(KDDI、IHI、九電工、京都銀行、鹿児島銀行、竹中工務店)の出資者と設立した「鹿児島メガソーラー発電株式会社」が鹿児島湾岸の桜島に対面する埋立地に建設を予定している127万平方メートル(東京ドーム27個分)規模の発電所で、発電能力は70MW、年間発電量は7880万kWhの規模にも及びます。

総投資額は270億円、売電による収入は年間で30億円以上になる見込みです。