東京メトロ、東西線の駅の屋根で計1.1MWメガソーラー

東京メトロが2012年から進めてきた東西線ソーラー発電所が完成しました。3月28日に8ヵ所目の駅で発電を開始したことにより、約3年間の導入プロジェクトが完結しました。

地下鉄路線のうち地上にある8つの駅の屋根に太陽光パネルを設置し、8ヵ所の発電能力は合わせて1.1MWになります。年間の発電量は、一般家庭の約322軒分の年間電気使用料に相当します。発電した電力は、駅構内の照明や空調、エレベーターなどに使われ、電力会社からの購入量の抑制に生かされます。

発電量の多い駅からは、余剰分を隣接する駅に融通することができます。電車に電力を供給する電車線を利用して、電車間や電車一駅間で送配電が可能になっています。複数の駅を組み合わせた発電設備ですが、駅の屋根を利用してメガソーラーを実現したのは初めてのことです。東西線ソーラー発電所の中で、一番発電能力があるのは妙典駅です。東京メトロは今後も環境への負荷を減らすため、再生可能エネルギーの導入量と回生電力の利用量を拡大していく方針です。

参考