約80MWの「たはらソーラー」愛知県に完成、東芝がパネルを、TMEICがパワコンを提供

中部電力グループのシーテックは3月3日、愛知県田原市に建設していた「たはらソーラー」の第一発電所と第二発電所、合わせて約80MWのメガソーラーが営業運転を開始したと発表しました。

シーテックをはじめ3社の出資によるSPC(特定目的会社)「たはらソーラー合同会社」が発電事業者となります。 第一発電所は太陽光パネルの出力40.2MWに対し、パワーコンディショナー(PCS)の出力は29MWとなっています。第二発電所は太陽光パネルの出力40.7MWに対しPCSの出力は26.5MWとなっています。2つの合計年間発電量は、一般家庭約2.5万世帯の消費電力に相当する約9万2000MWhを見込んでおり、「たはらソーラー・ウインド発電所」の近隣に立地します。
EPC(設計・調達・施工)サービスは、東芝プラントシステムが担当し、太陽光パネルは東芝製(サンテックパワーのOEMか、東芝提携のアジア製かは不明)の単結晶シリコン型、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用しています。

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三菱電機ら3社、愛知県浄水場等の更新で太陽光発電設置など

愛知県企業庁は運営している犬山浄水場および尾張西部浄水場の排水処理施設老朽化の更新事業と犬山浄水場への太陽光発電などの発電設備の新設に関して尾張ウォーター&エナジー株式会社(尾張W&E)との間で事業契約を締結しました。

尾張W&Eは月島機械株式会社と三菱電機株式会社、そして月島テクノメンテサービス株式会社の3社が共同で出資・設立した会社で、2017年3月末までに犬山浄水場に脱水および発電施設と尾張西部浄水場に脱水設備を設計・建築し、2017年4月から2037年3月まで運営と維持管理をしていくことになります。

排水処理施設に関してトップクラスの技術とノウハウを持った月島機械株式会社と上下水道プラントに実績を持つ三菱電機株式会社、そして運営と維持管理に長けた月島テクノメンテサービス株式会社というそれぞれのメリットを活かすことができ、事業性はもちろん経済性や安定性、さらに周囲の環境への配慮なども含めた内容が評価を受けて事業契約の締結に至りました。

同事業においては老朽化した各設備を更新すると同時に、常用/非常用電源として太陽光発電3,100kW(3.1MW)を含む発電設備等を設置します。
電力はまず施設内等で消費してピークカットを図ったのち、余剰売電されるということ。

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愛知県豊田市、校舎などを太陽光発電に屋根貸し

自治体が校舎などの公共施設の屋根を発電事業者に貸し付ける屋根貸し。

愛知県豊田市でも、自治体内の校舎などを使って屋根貸し事業を始めるということです。

貸し付け可能な土地の総面積は14,000㎡弱。
平成26年2月中に事業者選定を行い、稼働開始期限を9月30日までと設定し、完成後中電に売電を開始する予定です。

施設名 住所 設置可能面積
1 堤こども園 本田町本田1 約620㎡
2 梅坪小学校校舎 梅坪町1丁目5番地1 約430㎡
3 東保見小学校校舎 保見ケ丘4丁目5番地 約500㎡
4 浄水小学校校舎 浄水町南平113番地2 約390㎡
5 巴ケ丘小学校校舎 大桑町別当56番地 約345㎡
6 道慈小学校校舎 千洗町道慈382番地3 約505㎡
7 竜神交流館 竜神町新生115-2 約1194㎡
8 緑遊パーク内管理地 川面町坂下4 約1000〜10000㎡

 

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三井物産・東芝など7社で愛知県に”たはらソーラー・ウインド共同事業”太陽光50MW/風力6MW

三井化学の所有地の愛知県田原市緑が浜にある東京ドーム約17個分の土地に、太陽光モジュール50MWと風力発電6MWが建設されます。

この施設の建設のために愛知県からの「新あいち創造研究開発補助金」・田原市からの「企業立地奨励金」も利用され、中部電力との技術的な協力も加わるとのことです。

この大規模な事業運営の過程で、今後のメガソーラー事業展開に際した技術開発やコスト引下げなどのノウハウや課題を共有されるそうです。

事業への参加企業一覧

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