ソーラーフロンティア、フレキシブルな軽量パネルを公開、2020年までに製品化目標

ソーラーフロンティアは太陽光発電の展示会「PV Japan 2015」において厚さ1.5mmのフレキシブルCIS太陽電池モジュールを発表しました。
通常ガラスが使用される基盤およびカバーを金属薄板と樹脂フィルムカバーに置き換えたことで既存モジュールの3分の1という軽量化を達成。
効率は明らかにはしていませんが、本来パネルが載せられなかった場所、例えば平らでない屋根に沿った設置なども可能にすることで利用用途にも広がりが期待されます。建材一体型としての製品化も検討しているということです。

樹脂フィルムの耐久性の検証を含め2〜3年の実験期間の後2020年を目標に製品化を進めていくそうです。


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サンテック、建材一体型の新型モデル「MSZ-130ST」を販売

2015年1月15日、東京都新宿区に本社を持つサンテックパワージャパン株式会社は、1992年から20年以上販売され続けている住宅用屋根建材型太陽光発電システム「ジャストルーフ」の新製品となる太陽光発電モジュール「MSZ-130ST」の発売を発表しました。

「MSZ-130ST」は単結晶セルと黒バックシートに黒色のフレームとレールを採用した落ち着いた外観と切妻や片流れ屋根にも最適な尺サイズが特徴のモジュールです。

屋根建材一体型で屋根材の加工が不要なため、屋根材分の材料費と施工費を節約できる他、短期間で施工を完了できるメリットを持っています。一般的な化粧スレートに対して屋根材自体としても約35%の軽量化を実現し、さらに標準的な太陽光モジュールを施工した場合と比較すると約60%の重量削減が期待できるとしています。

130Wのモジュールは変換効率が13.8%。
結晶型にしては低いものの、建物の見た目を保ちたい方にとっては二の次、かもしれませんね。

レールには防水・排水性能があるため、雨漏りの不安もないとのことです。
発売は2015年6月を予定しています。

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