ハンファQセルズ、東北市場へのサービス強化のため仙台支店開設

ハンファQセルズジャパン株式会社は、この度新規に東北以北のお客様に対するサービスをより強化すべく、2015年3月13日より仙台支店を開設しました。震災以降、東北地方では再生エネルギーの導入が推進しており、ニーズが大きくなっている事が仙台支店を開設した背景です。主に東北五県に対して地域密着のサービスをお応えできる体制を整備致します。

仙台支店は、4箇所目の販売拠点で本社、つくば技術センターを合わせ日本の外資メーカーで最多(当社調べ)の6箇所の拠点にて、全国のお客様にQセルズブランドを提供致します。今後も日本に根差した迅速なサービス提供を信条とし、お客様にご満足頂ける企業として努めてまいります。

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「ベガルタ仙台」クラブハウスへ太陽光パネルを寄贈

大手パネルメーカーであるカナディアン・ソーラーが、スポンサーと務めるプロサッカークラブ、ベガルタ仙台の練習場に同社のパネル10kWを寄贈したと発表。
電力を施設内で利用して年間電気使用量のおよそ15~20%削減を目指すとしています。

同社の仙台営業所開設を記念して行われたCSR事業の一環で行われ、余剰分は売電もできるのでクラブ運営費の足しにもなります。

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NEPC、スマートエネルギーシステム導入促進事業を開始

一般社団法人新エネルギー導入促進協議会(NEPC)が平成26年度「スマートエネルギーシステム導入促進事業」を発表。
スマートエネルギーを通じた被災地の復興を試みる事業に対する補助金助成を中心とした事業になる予定です。

東日本大震災の被災3県(岩手県宮城県福島県)の地域施設において導入する再生可能エネルギー(太陽光・風力発電など)や蓄電池などが対象となり、対象機器とその補助額については下記に記載します。

導入設備 補助率
再生可能エネルギー
(太陽光発電、風力発電等の発電設備)
1/10以内
固定価格買取制度の設備認定を受ける場合)
1/3もしくは1/2以内※1
(固定価格買取制度の設備認定を受けない場合)
蓄電池 1/3もしくは1/2以内※2
電気自動車(PHV・EV・FCV) 2/3以内
燃料電池 2/3以内
コージェネレーション 2/3以内
熱利用システム 2/3以内
エネルギー管理システム 2/3以内

※1 地方公共団体、非営利民間団体等は1/2以内とします。
※2 中小企業等が保有する施設等に設置する場合にあっては1/2以内とします。

特に注目したいのが、再生可能エネルギーの発電設備においては「固定価格買取制度の設備認定を受けない」、つまり、「売電に頼らない発電機器」の補助金額がかなり大きいということ。

大規模な太陽光発電事業の建設が相次いでいる一方、そのほとんどが売電による収入を第一とした事業なのが事実。
もちろん、事業として行う以上利益を求めるのは当然です。

一方で全量売電の発電所の増加が系統への負担を増やしたり、消費者に賦課金という形で負担を増やし、再生可能エネルギーによって得をするものと損をする者の格差を生んだり、といった問題も露わになってきています。

よりスマートなグリッド構想を実現させるための実験的な事業がこの補助金によって発足し、被災地を核として日本がより強くエコな社会に生まれ変わってくれることを期待したいですね。

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ソーラーフロンティアが東北に新しい生産拠点を建設!

化合物系のソーラーパネルの生産で日本のトップを走るソーラーフロンティア

現在、単一の太陽電池モジュール製造工場としては世界最大級である国富工場(生産能力900MW/年)を含む宮崎県の3つの工場から、世界中に高性能の国産CIS太陽電池を出荷していますが、今回、新たに東北に生産拠点(生産能力150MW/年)を建設し、世界市場に向けて新たなスタートを切ります。

ソーラーフロンティアの第4番目の生産拠点となる「東北工場(仮称)」は宮城県大衡村に建設され、最新の量産技術を採用する事で、従来よりも高性能な製品をより効率的に生産できるということ。

今後グローバルプレーヤーとしての地位を確立する技術的な礎になります

とある通り、国内での成長に加えて今後は海外でのより大規模な展開を目標にしているようです。

ソーラーフロンティアはサウジアラビアメキシコなどでのプロジェクトにも採用されています。
MENA(中東/北アフリカ)地域といった新興市場が注目されてきている今、ソーラーフロンティアのCIS太陽電池の熱に強い特性を生かして、熱帯地方を中心に幅広い地域での活躍を期待したいですね。

また、東北での工場建設ということで、地元の関連企業との協働や地域の雇用創出による東北経済の活性化への寄与も、この事業の目的としてあります。

  • 場所:宮城県黒川郡大衡村 第二仙台北部中核工業団地
  • 生産規模:150MW/年
  • 稼働開始予定:2015年3月
  • 従業員:約100名
  • 投資金額:約130億円

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三井物産「絆」ソーラーパークは京セラ製パネル

三井物産の「絆」ソーラーパーク。
規模は3.6MWで、京セラ製の多結晶パネルを使用しているそうです。

三井物産は全国で太陽光発電事業を進めていますが、この「絆ソーラーパーク」は復興支援として大きな意味を持ちます。このメガソーラーが建設された東松島市は、地域の63%が津波によって破壊されたそうです。
8月23日の完成記念式典には東松島市長を始め約100名が参加しました。

三井物産は今後も、メガソーラーを含む再生可能エネルギーの建設や、農水産業の再生、仙台に水族館建設など、被災地の復興支援を多面的に行っていくそうです。

京セラの太陽光発電について・価格相場など

参考

三井物産太陽光発電事業の全貌・パネルは京セラ、ソーラーフロンティア、パナソニック・被災地復興支援のための太陽光事業など

三井物産は全国で発電事業に関わっていますが、今日発表された「宮城県東松島市で復興支援の太陽光発電事業」のニュースとともに、自社事業・共同事業すべてにおける、発電事業の内容をまとめた資料を発表しているので、ご紹介します。

まず今回発表された「宮城県東松島市で復興支援の太陽光発電事業」
メガソーラーと「カーポート型」の2種類の施設を手掛けます。
メガソーラー内容

  • 東松島市野蒜地区の奥松島公園跡地
    浸水により居住が困難となった野蒜地区沿岸部をメガソーラーに活用
  • 規模:3,581kW(3.581MW)
  • パネル:京セラ
  • 建設開始:2013年1月
  • 運転開始予定 2013年10月

カーポート型内容

  • 東松島市中心部の公共施設3箇所の駐車場スペース
    災害時の非常用電源確保のための施設
  • 規模:270kW(合計)
  • パネル:パナソニック
  • 建設開始:2013年1月
  • 運転開始予定 2013年3月

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企業年金モデル
東京海上アセットマネジメント投信との共同事業。JFEスチールグループが施工に関わるという事で、ニュースでも一度ご紹介しましたが、これらは企業年金等の投資先として開発されるということです。
全国に計10か所、約28MWの出力になる予定です。
パネルについてはソーラーフロンティアが山梨県の2つのメガソーラーへの自社製CISパネルの供給を発表しており、さらに他のメガソーラーに関してもパネル供給の交渉が進んでいるそうです。
ソーラーフロンティアは国内外でメガソーラーへのパネル供給の伸び率が高いと感じます。

  • 北海道網走市(市有地)・1.5MW
  • 北海道厚真町(町有地)・1.5MW
  • 山梨県韮崎市(県有地)・5.3MW(ソーラーフロンティア製パネル)
  • 山梨県甲斐市(県有地)・5.1MW(ソーラーフロンティア製パネル)
  • 三重県四日市市(民有地)・1.8MW
  • 和歌山県(南海電鉄保有)・1.8MW
  • 徳島県徳島市(民有地)・2MW
  • 山口県田布施町(民有地)・3.0MW
  • 山口県山口市(市有地)・3.5MW
  • 熊本県球磨郡錦町(町有地)・2.2MW

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大規模メガソーラー発電事業
大規模メガソーラー事業を他企業と合同で行っています。

  • 鳥取米子メガソーラー」
    SBエナジーと共同
    鳥取県米子市などに合計42.9MW
  • 田原メガソーラー」
    東芝など7社での合同事業。技術開発やコスト引下げなどのノウハウや課題を共有する目的
    愛知県田原市に50MW(他に風力発電6MW)
    過去の紹介記事

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三井物産は他にも過去に、JFEエンジニアリングとの共同出資で羽田空港のターミナルに2MWの施設建設や、スペインのカタルーニャ地方の1.5MWのプロジェクトへの出資も行っていいます。

三井物産の事業にも採用された京セラパナソニック、ソーラーフロンティアなど、メーカー別パネルの最安値・相場確認はこちらから!

JFEエンジニアリンググループ太陽光発電事業に参入・国内6地区で合計40MW

これまで三井物産と東京海上アセットの事業など、多くの太陽光発電の施工に関わってきたJFEグループですが、今回グループの遊休地5地区に加え、日照時間の多い北海道釧路地区にもう1か所、全部で6カ所にメガソーラーを建設することになりました。

内訳

それぞれの場所はこちらで確認ください。

JFEグループが関わり、受注をしてきた太陽光発電プラントは全国で数十カ所にのぼり、2013年度までに約200MWの累積受注量に達する見込みです。

JFEエンジニアリング:プレスリリース