いずみ市民生協、奈良県で1MWのメガソーラー、パネルはジンコソーラー製

大阪府堺市のいずみ市民生協は、奈良県天理市で出力1MWのメガソーラー「奈良・天理太陽光発電所」を稼動したと発表しました。1万1417m2の敷地にジンコ・ソーラー製の太陽光パネルを設置し、年間で112万8314kWhの発電を見込んでおり、2月2日から関西電力に売電します。

テス・エンジニアリングが設計・調達・施工(EPC)サービスを担っており、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用しています。投資総額は2.99億円で、投資回収は12年です。

大阪いずみ市民生協は、大阪府和泉市にある2箇所の物流拠点に合計2.3MWのメガソーラーを設置済みで、天理市のサイトが3箇所目になります。

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大阪いずみ市民生協がメガソーラー増設で合計11MW超、エナリスと協業で電力小売りも検討

全国各地の生協による太陽光発電事業および新電力の参入の例が増えてきています。
大阪府の中部から南部に事業展開をしている「大阪いずみ市民生活協同組合(いずみ市民生協)」は、これまでに同府の物流センター屋根で2か所のメガソーラーを稼働しています。
今回、これに加えて奈良県天理市の国道沿いに1MW、京都府亀岡市のゴルフ場の跡地に8.5MWの建設を予定しているということ。

2016年の6月にはこれらが完成して、いずみ市民生協による太陽光発電設備は合計出力11.8MWとなる予想。
これらの電力はエナリスを通して買い取られ、さらにエナリスからは26か所の同生協事業所に電力供給が行われる予定。

いわゆる新電力の活用で電気代の削減につなげるだけでなく、市民生協の顧客ベースを活用して、2016年から始まる電力小売り自由化の際には家庭向けの電力小売をエナリスと協同で行っていくことも考えているのだそう。

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