東京工業大学、太陽光発電を自給自足でよりエコなキャンパスに

太陽光発電について現在の課題として、各地での電力会社の買取った電力の受け入れの増加に伴って、電力系統の負担増加による大規模停電の発生が心配されています。

解決策のひとつとして「太陽光エネルギーの地産地消」が挙げられます。東京都目黒区の東京工業大学大岡山キャンパスの「環境エネルギーイノベーション棟」では、ビルの壁面に太陽光パネルを取り付けて、エネルギーをビル内で自給自足しています。さらに余った電力は他の建物に融通しています。このように「売電」ではなく「地産地消」によって電力系統への負担を減らしているのです。

参考

オランダで自転車用道路に太陽電池

少し前にアメリカのBrusaw夫妻によるSolar Roadwaysのニュースが話題になりました。クラウドファンディングで100万米ドルの目標額を220%も上回る資金調達に成功したこのプロジェクト、どこかで読んだことがある方も多いのではないでしょうか?もしかして、出資した方もいるかもしれませんね。

なんとオランダでは実際にこの太陽電池を道路に埋め込むアイデアを実際に形にし、実証実験を開始したのだそう。

SolaRoad_visualWeb

SolaRoad」と呼ばれる太陽電池の道はオランダのアムステルダム北西約15kmの位置にある、自転車専用道路100mに設置され、既に稼働が始まっているのだそう。
現在は系統に送電していますが、将来的にはEVや電動自転車に道路からそのまま充電できるようにすることも考慮に入れています。まさに、地産池消

パネルはBrusaw夫妻が開発したような特殊な形のものではなく、通常の太陽電池を強化ガラスで覆ったもので、5年間の開発費350万ユーロ(約5億円)を投じたとしているものの、20年の寿命の間に投資費用回収は可能としています。