ミサワホームオーナーを対象に、エナリスが1円多い単価で電力買い取り

新電力エナリスは、全量売電の太陽光発電プロジェクトを対象に売電単価に上乗せした価格で買い取り、新電力として需要家に販売するという事業を行っています。

先日双日とも業務提携を結んで、双日の顧客を対象に売電契約を結んでいくことを発表していました。

そして今回ミサワホームとも契約を結び、ミサワホームの戸建て住宅または賃貸住宅を建て、屋根に全量の太陽光発電を設置した人からもこの「プレミアム価格」による電力を買い取りサービスを開始すると発表。

新築、既築問わず10kW以上の全量売電を行っているものはすべて、1kWhあたりの固定価格買い取り制度における買い取り価格にプラス1円で、最大20年間買い取ってもらえるという。

こうして買い取られ、集められた電力はミサワホームが優先的に購入し、自社グループに供給するとしています。

参考

ミサワホームの10kW売電住宅「Solar Max(ソーラーマックス)」シリーズにWeb限定の割安モデル登場

ミサワホーム「Solar Max(ソーラーマックス)」は、30坪台で10kWの太陽光発電が載せられ、全量売電ができる住宅。

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ミサワホームはこのシリーズのWeb限定販売商品2モデルを発表しました。
Web販売にすることでコストを抑え、30坪で2,300万円弱から。
10kW以上の太陽光発電が載せられるので、この価格から売電収入約730~800万円が実質的に引かれる事となります。

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Web限定2モデルの1つは平屋に太陽光発電を載せた「Solar Max HIRAYA」(上の写真)
そしてもう一つが「HYBRID Solar Max WEB DIRECT限定モデル」(右の写真)

どちらもサイト上で、住宅価格と売電収入のシミュレーションができて面白いです。

10kWの全量売電を住宅でする場合は、ちょっとした注意点もチェックしておいてくださいね。
>> 10kW以上の太陽光発電で全量買取・価格と注意点

ミサワホームも!普通の住宅に10kWを載せられる「Solar Max(ソーラーマックス)」シリーズ発表

以前、パナソニックのHITパネルを使って新築住宅に10kW以上が載せられるパナホームの「CASART ECO CORDIS」のニュースをお届けしましたが、ミサワホームも同様に新築物件に10kW以上の太陽光発電システムが載せられる「Solar Max(ソーラーマックス)」シリーズを発表しました。

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木造、鉄筋で賃貸住宅、戸建て住宅に対して対応できる「Solar Max(ソーラーマックス)」シリーズ。
2階建て30坪台以上の大きさであれば、10kW以上が載せられるということです。

写真を見ると80枚のパネルが載ってちょうど10kWということになると、一枚125wのパネルを使用していることになります。
東芝製の兼ねた屋根建材型の太陽電池モジュール”と記載されていますが、東芝はこのために商品化した初の屋根建材型の「Fシリーズ(FAM-125A)」が採用されることが分かりました。(参考

単結晶のモジュールで、出力125W、変換効率13.6%と、ソーラーフロンティアのCISパネルと比べても劣る効率なのに、10kWを実現できるとはなんとも驚きですが、モジュールの大きさが910×1009mmなので、9m×8m、72㎡の屋根の大きさで実現できることになります。72㎡といったら結構な広さですよね。結構無理して載せようとしたんだな、と感じさせる商品です。
おそらく同じ面積に家を建てるなら、パナホームの商品の方が多く載せられるのではないでしょうか。

(さらに言うと東芝はパネルの製造自体は海外メーカーに受注しているため、パネルメーカーとしての信頼度もパナソニックには劣ります「メーカー比較・パネルメーカーを生産体制(生産国)で比較」を参照)

ミサワホームの話に戻りますが、この「Solar Max」、価格で言うと従来の同様モデルの住宅に300万円程度プラスして載せられるくらいの負担額になるそうです。つまりキロワット単価は30万円。

8月23日から、沖縄県を除く全国で販売開始。今年中に申請を済ませれば38円の売電にも間に合いますね!

ミサワホームプレスリリース

>> 10kW以上の太陽光発電で全量買取・価格と注意点