カナディアンソーラーが塩害腐食耐性に関する認証を取得

カナディアン・ソーラーは、自社の太陽電池モジュールが、塩害腐食耐性に関する最も厳格な試験に合格し、2011年に採用された基準であるIEC61701 Ed2 (塩水噴霧試験)とIEC60068-2-52 Ed.2 (環境試験 重度1)の認証を取得したことを発表。

重度1はかなり難関の試験のようで、船舶機器のように海洋環境に長時間置かれる製品で、この認証試験を行うくらいのレベルなのだそう。つまり、塩害地域なんてなんのその。

試験内容

本試験は、1週間をひとつのタームとして、4ターム、計28日間実施しました。各ターム毎に、太陽電池モジュールに5%の食塩水を2時間噴霧し、その後、気温摂氏35度、湿度85%の状態で保管しました。この手順を28日で4回繰り返し、太陽電池モジュールを常時過酷な環境に置くことで、塩分を多く含む環境が太陽電池モジュールへ与える影響をシミュレーションしました。

ドイツの認証機関TÜV NORD社から取得したこの認証は、カナディアン・ソーラーの13ワットから305ワットまで、33種類の太陽電池モジュール製品に適用されます。
また以前にカナディアン・ソーラーはアンモニアへの耐性に関する試験にも合格しており、畜産施設のような建物への設置にも適していることが証明されたことになります。

参考