コメダ珈琲新店舗に「ソラシス・ネオ」を採用、屋根に15.5kW搭載

ソーラーフロンティアの軽量型のCIS太陽電池ソラシスネオの販売について以前お届けしましたが、この軽量型パネルが、新しく福岡市にできるコメダ珈琲の屋根に採用されたそうです。

155枚で15.5KW(一枚あたり100W)で、年間16,170KWhを見込むということで、全量が九州電力に売電される予定。

シリコン系パネルと比べて一般的に重量が多いCIS太陽電池ですが、ソラシスネオは従来製品の40%の軽さ、シリコン系と比べても85%程度の軽さ。(「ソーラーパネルの重量比較」)
効率が約12.7%と、ソーラーフロンティアで現在主力製品の「SF170-S」と比べると1%程度劣りますが、屋根への負担の少なさや設置作業の簡素化など他の製品にはない魅力で、既存住宅への設置といったニーズにより応えていけくことが期待されます。

価格はオープン価格になっており、ネット販売店での取り扱いも今のところメジャーではないので、価格的魅力についてはお伝えできないのですが、東北の新工場の開設の報道もあり、今後低価格化していく可能性h十分にありますね。

参考

スマートフォンよりも薄い!ソーラーフロンティアの新製品「Solacis neo」

ソーラーフロンティアから新製品「Solacis neoソラシス・ネオ)」が発表されました。

ソーラーフロンティアは、シリコン系と比べて安価なCIS太陽電池が売りです。
今までパネルサイズのバリエーションはシンプルに1種類で、効率をどんどん上げていくことでより安価により高性能なパネルを提供してきました。

しかし一つだけネックだったのが、パネルの重さ。
例えば世界最高効率の東芝製パネルと比べると、1枚あたりの重さで1.3倍もありました。
屋根への負担を気にして設置を踏みとどまった方も多いかもしれません。
ソーラーパネルのサイズ・重量比較

今回このデメリットを解消すべく発表されたのがこの新製品「Solacis neo(ソラシス・ネオ)」。重さにして40%軽減されたことで、上記の東芝製パネルよりも面積当たりの重量が軽くなります。
気になる性能ですが、95W~100Wが予定されており、効率に換算すると12.1%~12.7%。

神奈川県の再生可能エネルギー事業が下方修正を余儀なくされたというニュースもお伝えしましたが、「薄膜型の開発が進まず、重さがネックになっていた」ということで、この新製品がもしかしたが打開策となるかもしれませんね。

2013年10月から生産開始、11月から出荷予定だそうです。