壁面にもソーラーパネル、防眩性・意匠性を高めたモジュールをカネカ/NEDOが実証実験

2~3階建ての住宅において、ゼロエネルギー住宅の実現は5kWもあれば可能で、既に多くの太陽光発電搭載家庭がZEHを達成していることが予想されます。

対してビルの屋上は限られたスペースのため、階層の高い場合はビル全体をまかなうほどのソーラーパネルを載せられません。

ここで注目したいのが、ビルの壁面。太陽光発電は通常、日射を直角で受けるほど発電量が上がりますが、壁面はどうしても斜入射がメインとなり、発電量が伸びないのが難点でした。

今回カネカNEDOとの共同事業としてこうした壁面を活用しながらより多くの発電量を得るとともに、弊害とされる反射光を低減させるモジュールを開発。

実用化のための実証実験ののち、2017年には商品化を目指すということです。

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パナソニック、大阪の二色浜工場を今月中に休止

効率HIT太陽電池が人気のパナソニックですが、国内出荷が落ち込む中、生産拠点の一つである二色浜工場(大阪府貝塚市)を2月中に休止すると発表しました。

今回休止が決まった貝塚市の工場に加え、パナソニックは国内においては大津市、島根県、雲南市の3箇所で太陽電池モジュールの製造を行っています。2012年には生産量強化のためマレーシア工場を開所しています。

国内拠点が一つ減り海外製造比率が上がったことで、風評にもちょっとした影響があるかもしれませんね。

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ソーラーフロンティアとNEDOが共同で22.3%のCIS系セル開発、新記録!

NEDOがCIS太陽電池のリーディングカンパニーであるソーラーフロンティアと行った共同研究において変換効率22.3%を達成し、世界記録を塗り替えました。

宇宙用の太陽電池など特殊用途を想定した高価な多接合型セルでは30%台後半といった記録も出ていますが、この成果で重要なところは量産を前提とした技術での記録取得であったところ。

NEDOは2030年までに太陽光発電の発電コスト7円という目標を太陽光発電開発戦略(NEDO PV Challenges)において掲げており、この研究もその実現に向けたものでした。

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ソーラーフロンティア、業績悪化の一部は先行投資負担が原因、今後の価格対応などは「余裕あり」

固定価格買取制度価格低下および出力抑制の無制限化を受けて今後大きな落ち込みが予想される太陽光発電市場で、早くも業績悪化に苦しむ太陽光発電メーカーが多くある中、CIS太陽電池の国内製造を続ける昭和シェル子会社のソーラーフロンティアは今後の展望に対し、苦しいながらも他メーカーと比較して「余裕のある」見通しを持っていることを明らかにしています。

今月7日に公開された東洋経済のインタビューで同社社長の平野敦彦氏が答えた内容を抜粋、要約してこちらではご案内します。

FIT導入翌年の2013年度から黒字が続いていたソーラーフロンティアが2015年度上期に赤字に落ち込んだ原因は市場の停滞もあるものの、新しく竣工した東北工場や、投資物件として販売を目的とした太陽光発電所の建設費などの先行投資負担によるものも大きいようです。

価格競争に拍車がかかる中、ソーラーフロンティアは出力向上による単価の値下げの余裕がまだあることや、国内工場での生産で円安の影響を受けないことから、他社と比べてより明瞭な見通しがあるように見えます。

また、住宅用市場や、自社開発の産業用、米国市場などを含めて健全な経営で成長を遂げる中で、他社に先駆けた住宅用グリッドパリティの実現の可能性も高いことにも言及しています。

日本製パネルの中では最高のコストパフォーマンスを誇るソーラーフロンティアについての製品・企業詳細や最新価格情報は「ソーラーフロンティアのCIS太陽電池、最新モデルの価格やメーカー評判など」でご案内しています。

ソーラーフロンティア、フレキシブルな軽量パネルを公開、2020年までに製品化目標

ソーラーフロンティアは太陽光発電の展示会「PV Japan 2015」において厚さ1.5mmのフレキシブルCIS太陽電池モジュールを発表しました。
通常ガラスが使用される基盤およびカバーを金属薄板と樹脂フィルムカバーに置き換えたことで既存モジュールの3分の1という軽量化を達成。
効率は明らかにはしていませんが、本来パネルが載せられなかった場所、例えば平らでない屋根に沿った設置なども可能にすることで利用用途にも広がりが期待されます。建材一体型としての製品化も検討しているということです。

樹脂フィルムの耐久性の検証を含め2〜3年の実験期間の後2020年を目標に製品化を進めていくそうです。


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サンパワーの効率21.2%「Xシリーズ」ついに日本上陸!

米パネルメーカーサンパワーは日本で産業用に向けたソーラーパネル「Xシリーズ」を販売開始する予定を明かしました。

注目はなんといっても21.2%という高効率で、日本で販売されるパネルの中では最高効率を達成する予定です。

これまで日本市場では東芝サンパワー社から高効率パネルEシリーズの「E20」(効率20%台のもの)を独占的にOEM契約することで、「東芝」として日本最高効率パネルブランドを銘打っていましたが、当の製造元であるサンパワー社も産業用を中心に日本で直接的な販売網を着々と広げてきました。

今回、東京ビッグサイトで行われた「PV Japan 2015」で日本上陸した「X21」シリーズは、実は米国本土では長らく販売されてきていたものの日本市場での販売網は確立されていませんでした。東芝からOEM販売されているパネルは住宅用をメインにしていますが、これよりもひと回り大きいことから産業用に絞った販売網の確立を計画しており、当面は東芝も住宅用に限って日本最高効率を名乗って入られそうです。


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シャープが産業用の薄膜型太陽電池の生産を停止

シャープが堺にある自社工場で生産していた薄膜太陽電池の生産を停止すると発表しました。

住宅用においてもしばらく前から、廉価版として販売されていた結晶型パネルから、メーカー最高効率であるブラックソーラーに注力するようになってきたシャープですが、今回生産停止でさらに自社製造として販売する製品数を減らすことになります。

ただ市場シェアを取りたいシャープとしては、メガソーラーのような超大型案件に適した薄膜パネルはラインナップとしては残し、実際の製造は海外企業に委託する形で提供を続ける予定のようです。


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パナソニックが量産モジュールの変換効率で世界新記録22.5%

自社生産のパネルを販売する日本ブランドとしては国内で最高の変換効率を持つパネルを販売するパナソニックは、7月23日に量産ベースのセルを用いたモジュールで、モジュール変換効率22.5%(正確には22.48%)とサンパワーを抜いて世界一を記録したと発表。

記録を立てたのはシリコン系の太陽電池セルで125mm角セル72枚のパネルで、出力270.2Wのピーク出力を得たとしています。

記録樹立に際して、モジュール全体で損失を低減するための技術を複数用いた結果のものだと発表していますが、実際このパネルの製品化についての具体案はだされていません。

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パナソニックがHITシリーズをモデルチェンジ、無償の保証期間は25年に延長

パナソニックは同社の太陽電池モジュールHITのラインをモデルチェンジ、
「P250αPlus(受注生産)」「P120αPlus(受注生産)」「245αPlus」「120αPlus」の4製品を9月24日から受注開始すると発表しました。

毎年モデルチェンジを重ねていく中でどんどん製品の効率を上げていったパナソニックですが、今年のモデルチェンジはスペック自体はほぼ変わらず、その代わり従来の保証期間をさらに5年伸ばした25年保証、また受注生産の2製品に限って新工法の紹介というソフト面でインパクトを与える内容となっています。

現行の主力製品であるHIT244αに変わって販売されるのは出力245W、効率19.1%の
「245αPlus(VBHN245SJ33)」になると予想されますが、希望小売価格が145,000円(592円/W)と、前モデルの135,000円(553円/W)から7%程度上がっており、施工店にとっては現在以上の値下げは難しくなるかもしれません。

しかし先にご案内した25年保証は、国内メーカーとしては海外メーカーの基準に追いつく最長レベルであり、引き続き太陽光発電を検討している方にとってパナソニックは魅力の高いメーカーであることに変わりはなさそうです。


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三菱電機がマルチルーフシリーズをモデルチェンジ

三菱電機が住宅用太陽光発電の「マルチルーフ」シリーズの効率を高め、モデンチェンジを行うことを発表しました。

「マルチルーフ」全7種類のモジュールラインナップは、配線の発電ロス低減などにより効率が向上、標準サイズの長方形モジュール(PV-MA2300L)においては発電量230W、効率16.2%を達成しました。

8月25日から発売を始めるということ。


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