Looopでソーラーフロンティアの取り扱い開始

Looopは2014年12月15日、太陽光発電所用キット製品「MY発電所キット 68CIS」の販売を開始しました。今回採用されたモジュールはソーラーフロンティアの「CIS薄膜太陽電池モジュール SF170-S」。同社がこれまで発売したMY発電所キットに採用されていたシリコン太陽電池モジュールに比べると、高温環境及びモジュールに影が差した時の出力低下が少ないという利点を持っています。

系統に出力する電力は50kW未満ですが、モジュールを400枚接続した場合の合計出力は68kWとされています。価格は1,450万円(税・配送料・工事費別)で、約1,240平方メートルの土地に設置することが可能です。

ついにソーラーフロンティアが登場ですね。
単価にして21.3万円ということですが、これにさらに配送料や施工費が入ってきます。
ソーラーフロンティアの住宅用(10kW未満)施工費込みの最新価格情報はこちらから

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デンソー、太陽光発電と蓄電池による系統独立型の監視システム発売

2014年12月に、デンソーは「エネる D」と呼ばれるセキュリティーシステムの開発と販売を発表しました。このシステムの特徴としては、太陽光システムによって自らの電力を賄うというものです。そのため、屋外電源を必要としないので、農園や公園、建設現場での使用が可能となっています。価格は最小構成時で、工事費を除いて200万円となっており、2015年2月から販売予定となっています。

この「エネる D」は、2014年3月に発売された遠隔見守りシステム製品「ZONE D」に独立電源を追加した製品で、レーザーエリアセンサーとカメラによって、侵入者の検知を行ったり、動画や静止画を撮影したりすることが可能となっています。ちなみに、レーザーエリアセンサーの有効距離は30メートルで、180度の範囲を検知することができます。さらにサイレンやフラッシュライトを増設することによって、侵入者を威嚇することもできるようになっています。

エネる Dの電源は2つあり、システム上部の太陽電池モジュールと内臓蓄電池となっています。このシステムには、バンク制御技術が用いられており、それによって蓄電池の容量を抑えながらも、システムの利用時間を犠牲とすることなく、低コスト化することに成功しています。

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窓に張れるソーラーチャージャーは使い勝手がいいかも!

太陽光発電で充電できるソーラーチャージャーは安いもので数百円レベルのものも販売されています。
それもこれも、太陽電池の価格がどんどん安くなったおかげなのかしら?(10年前と比べると価格は半分程度まで低下!)なんてしみじみ思ってしまいます。

製品数が増えていく中で、いいな~と思ったのがこのbessedのピタッとソーラー充電器

pitatto

小さい機器がどんどん増えるの、個人的には好きじゃなかったので、窓に貼っておけるのっていいな、と思います。

太陽光充電のヘッドフォン「HELIOS」はワイヤレスがキモ!

キックスターターでEXODチームがクラウドファンディングを募っているのは太陽光発電駆動のワイヤレスヘッドフォン

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太陽光充電のヘッドフォンというアイデア自体は以前にもありましたが、今回のものはBluetooth 4.0搭載のワイヤレス稼働が可能というところで有用性も高まり、さらに見た目も以前ご紹介したものと比べ、洗練されていて街中でもしっくりきそうです。
前回ご紹介した製品は残念ながらファンディングに失敗していましたが、今回はどうでしょうか?
目標は50,000ポンド(約940万円)で、あと29日(12月3日時点)で約12%(約6,000ポンド)の達成率です。

ただ、こんなかっこいいホームページも作っていますし、
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プロジェクトは特許取得済みということで、実際ファンディングに成功しなくても、製品化はかなり現実的なようですね。支援をしたい方はこちらからどうぞ

ちなみに太陽光の電力でライブをするという「THE SOLAR BUDOKAN」を指揮する佐藤タイジさんは、系統電力よりも太陽光の電力で演奏する方が音がいいんだと言っています。

この製品にもそれが当てはまるのならば、ハイレゾ音源も対応にして音質も売りにする、ってのはどうだろうかと思いました。

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太陽電池と充電池のスペックは、1時間の充電で0.5時間の稼働が可能、満充電で15時間動くようです。

色つきソーラーパネル(というより、太陽電池カバー)

スイスのCSEMは民間非営利企業で、持続可能な社会に寄与する実用化技術などを研究する機関だそう。

今回CSEMが発表したのは「色つきのソーラーパネル」
というより、
ソーラーパネルの上のカバーと、
カバーの下の特殊なパネルの組み合わせ
といったところ。

通常の結晶シリコン系のパネルは青っぽい色をしています。
太陽電池は使用する材料によって発電に使う光線が異なりますが、このカラーパネルの下にある太陽電池は可視光線は使わず、赤外線を発電に使用。

太陽電池の上のカバーは下のパネル部分に赤外線のみを通し、可視光線は跳ね返すことで単色の表現が可能になるということだそう。

太陽電池の色だけでなく、電極なんかの存在も工業デザイナーにとって邪魔な存在だったのではないでしょうか。
この製品はカバーの色の表現は発電に関係ない可視光線の域なので、太陽電池の可能性が格段に広がるとも言えるかもしれませんね。

個人的にはあまり細部のデザインがどうとかこだわらないし、
「こんなの作って本当に需要あんのかな」とかって思ってしまうタイプですが。
何より、「赤外線だけで発電する」という下の太陽電池が、どれくらいの変換効率なのかが気になるところです。

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三井住友建設の屋根や壁に散水で室温下げるシステムは太陽光発電駆動!

三井住友建設が開発した散水機を発表。
この装置は太陽光発電駆動で蓄電池も内臓しており、天候に応じて自動で散水するものだという。

導入した倉庫の室温を10度も下げる効果を確認したというからすごいですよね。

エアコンを使用した室温調整は電気代がかかりますが、この方法なら初期費用がかかるだけで、あとは太陽光の力で無尽蔵なパワーを提供してくれます。あ、水道代はかかりますが。

太陽光発電は、昼間の余剰電力分の使用方法についてまだまだ最適解があるとは言えない状態。設置場所に合った形で、上手に余剰を分散していければいいですよね。
このシステムも一役買うことになるのでしょうか。

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エコめがね3周年で分析など発表、月に5%超のトラブル発生など

NTTスマイルエナジーが提供する運用管理関連のシステム「エコめがね」。
サービス開始から3年が経過したということですが、同社はクラウドデータ分析から、なんと発電停止(トラブル)を今年7月では全設備のうち3.9%、8月には5.1%において検知していたという、衝撃の事実を発表しました。

これらのトラブルのうち、ほとんどは小さな虫などが感電して(かわいそう…><)ブレーカーが落ちるといったマイナーなもので、修理が必要なレベルのものではないものの、気付かなければブレイカーは落ちたままで発電量をみすみす無駄にしてしまう可能性が高い種類のものだったといいます。 特に、売電収入が小さい住宅用などに関しては監視システムを利用していない可能性が高く、何らかの監視装置を設置しているのは全体の2割程度なんだとか。 あなたのおうちの発電所、実は無駄な停止時間があるかも、ということですね! 参考

パネルの欠陥は設置前に検査、株式会社プランのマイクロクラック検査代行サービス

太陽光発電関連企業である埼玉県の株式会社プランは、住宅用・産業用の太陽光発電の販売・設置に加えて自社でパネルの製造や、不良パネルの検査など、総合的なサービスを提供しています。

今回ご案内するのは同社が提供するEL検査機。環境ビジネスにも紹介されている製品で、マイクロラックという目では見えないヒビやハンダ不良などの不具合を、電流を流して赤外線カメラで目視化するもの。

同社によると、某海外製のパネルではマイクロラックが検査対象の22.4%の製品に見つかったのだそう。

放っておくと出力低下や故障につながり、発電量にも影響を及ぼしますが、設置前にこうした不良パネルを除外することで、売電収入も最大限に保つことができます。

この検査機を用いたパネルの検査代行は1Wあたり2.5円から提供されるということ。200Wのパネルなら一枚500円~です。

なんと、楽天市場でも販売しています。280万円です。
1,120kW以上設置する場合は検査機を買う方がオトク!ということになりますね。大口の事業者に加えて、大手施工販売店などでの採用が予想されます。

NYのあの「ゴミ箱」が、日本でも!

ニューヨークのタイムズスクエアに太陽光発電搭載のごみ箱が現れたのは1年半前。

これが、日本でも販売されるようになるんですって!

日本での取り扱いは日本システムウエア、一台25~45万円ということです。

ちょっと高いけど、エコキャンパスでおなじみの中部大学あたりが導入してくれないかしら?

ゴミを圧縮することで収集頻度を低くできるのに加えて、ゴミがいっぱいになったことを通信で知らせられる機能がついているため、収集の効率化が期待できます。
ゴミ収集といえば自治体主導の事業なので、やはり自治体単位での導入が理想的でしょうか。
ちなみにニューヨーク市はこのゴミ箱を1000個設置するという計画でした。日本ではどこで一番最初にお目にかかることができるでしょうか?
気になりすぎるので、設置した自治体があったら見に行きたい…

と思いながらも、ゴミ箱を見に行くがためにその場所に行くのはいかにも変態なので、
見かけた方がいらっしゃればコメント欄などでお知らせくださいね!

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3G通信回線搭載で容易に設置可能な、コンテックの運用監視システム「SolarView Air(ソーラービュー・エアー)」

産業用コンピュータや計測制御設備、ネットワーク機器を製造するコンテックは、同社のシステムを活用して太陽光発電設備を遠隔制御できるシステムを開発。監視パッケージ「SolarView Air」として販売を開始しました。

この製品は、同社が「SolarView(ソーラービュー)」として提供する太陽光発電計測・監視システムの進化版ともいえるもので、機器自体に3G通信回線を搭載することで通信回線工事が不要となり設置が容易に行えることが特徴。

SolarView(ソーラービュー)はパワーコンディショナから送られるデジタルデータから異常を発見する方式の運用管理システムで、電流センサーによるアナログ方式と比べて精度が高いのだとか。

一台で最大9台のパワーコンディショナに接続でき、年間利用料は24,000円(+税)とのこと。

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