太陽熱でお湯も作れるハイブリッド太陽光パネルをシャープが製品化、欧州で先行販売

シャープは、太陽光パネルの熱をエコキュートの熱源にし給湯や暖房に利用するシステムを、2015年に欧州で発表します。太陽光パネル5枚で1日熱量を賄え、削減された光熱費によって約10年で投資回収ができる価格での発売を目標としています。

太陽光パネルに不凍液を満たしたパネルを取り付け、暖まった不凍液をエコキュートに送り熱源にするシステムのため、太陽光パネルの温度上昇も抑えられて発電の効率低下の抑制も可能です。またエコキュート自体の運転は太陽光パネルで発電した電力を使用するため、湯沸しに使う電力も削減できます。

英国の家庭10棟で実証した結果では、エコキュートのみを設置している家庭より44%も電気購入量を削減できました。

電力もお湯もつくる、太陽光パネルの新しい使い方として日本でも2~3年後の実用化が考えられています

参考