元旦ビューティ工業は、1992年に竣工した福島工場に実証を兼ねて売電を行うため出力200kWの太陽光発電システム「元旦ウイング」を勾配屋根の前面に設置します。
元旦ウイングは、屋根に設置した太陽光パネル裏面で暖められた空気を外部に排出することで、太陽光パネルの温度上昇による発電効率低下を制御する太陽光発電システムで、冬季に屋根に積もった雪での落雪を防ぐ雪止めの効果もあり、積雪30cmまで対応できます。
2014年12月に屋根に設置してある太陽光パネルに積もった雪が落下し隣接住宅の壁、カーボート屋根や自動車のボンネットを壊したりするという事例報告の対策を講じるようにと、資源エネルギー庁が太陽光発電協会に要請があり、こうした落雪事故の対策として「元旦ウイング」が有効であるとしています。年間発電量約18.6万kWhを見込み発電電力全てを売電するという形で2015年4月に発電を開始します。