水戸の40MWメガソーラーでは「リングメインユニット」を採用

ジャパン・リニューアブル・エナジーは、『水戸ニュータウン・メガソーラーパーク』の竣工式を実施し、本格的な稼働を開始しました。
水戸ニュータウン・メガソーラーパークは、住宅団地として開発されましたが、その中の未利用地の50万平方メートルに15万枚以上の太陽光パネルを並べて、発電設備を設置しました。本太陽光発電システムでは、パワーコンディショナーに昇圧器が併設されていて、2万2000Vまで昇圧するため、電流ロスを低減して電力を搬送することが可能になっています。
また、全体を3区画に分け、区画ごとに送電を行うため、送電ケーブルの総延長を短くすることにより、信頼性やメンテナンス性を向上させています。この方式は、『リングメインユニット』と呼ばれる手法で、国内のメガソーラーでは初の導入になるといわれています。
約7km先の連系点まで電力を送電するために、メガソーラー敷地の終端には昇圧器が設置されています。昇圧器では、6万6000Vまで昇圧することにより、損失の少ない電力の搬送を可能にしています。メガソーラーの総投資額は120億円で、新生銀行が主幹事となったプロジェクトファイナンスの融資と資本金により賄いました。

参考