東北電力が再生可能エネルギーの高圧連系の回答を保留と発表

9月30日付けの発表で、東北電力は系統への50kW以上(高圧・特別高圧)の再生可能エネルギー発電設備の連系申込みについて、回答を保留することを明らかにしました。

平成26年5月末時点で国全体の設備容量が7148万kW(71.48GW)、うち太陽光発電は6800万kW(68GW)となっており、その中でも東北電力管轄内の太陽光発電は1000万kW(10GW)超となっているということ。

風力発電の受付可能容量として確保している200万kWを含めた1200万kW(12GW)の容量は管轄の需要量を上回る規模であり、同社の発電設備の出力調整を行ったとしても供給に支障が出ることになるという。

これに対して東北電力は、連系申請の回答を一時保留という対処で対応するとしています。
また、「西仙台変電所での大型蓄電池システム実証事業」や「風力の導入拡大に向けた東京電力との連系線を活用した実証試験」の結果を見ながら容量を増やしたいとも考えているよう。

低圧連系となる50kW未満は、現時点では通常通り連系可能ということ。時間も問題という気もしますが、ねらい目といえばねらい目ですね。

参考