サンパワー、ソーラーセル10億枚の販売達成!

太陽電池メーカーの米サンパワーは9月17日、自社製の太陽電池セルの販売数10億枚を突破したと発表。
2003年から11年間で同記録を達成したということです。
セル10億枚というと、3000MW(3GW)超の容量であると予想されます。現在年間1300MW(1.3GW)規模の生産能力を持つ工場をフル稼働中ということで、次なる20億枚の壁は11年と言わず、3年程度で達成してしまいそうな勢いということですね。
いやもしかしたら3年さえかからないかもしれません。
サンパワーはさらに2015年初頭には生産能力を350MW増やして1650MW(1.65GW)の設備が稼働することになるということ。

サンパワーが2003年にセルの開発、生産を行った時点でセル変換効率は20%だったといいます。それが今では24.2%の製品(モジュール変換効率にして約20%)を市場に供給しているのですから、年率にして約0.4%、効率を向上させた製品を作り続けていることになります。

ちなみに現在サンパワー製の製品で一番効率が高いのがXシリーズの21.5%のもの。
日本では残念ながらこのモデルよりも1レベル低い20.1%のパネルまでしか購入できません。
おそらく東芝と「世界最高効率パネルを独占で供給」する契約を結んでしまっているからではないかと 予想しています。

時間の問題だとは思うのですが、効率21%のシリーズが日本でも購入できる日が待ち遠しいですね。

参考