Qセルズ、2014年上半期は欧州メーカーとして最大の出荷量を達成し、生産設備の拡大を計画

人気の高まりが日本の市場でも感じられるQセルズ、2014年上半期の業績発表を行い、欧州のパネルメーカーとして最大規模の539MWを出荷したと発表。

前年(同期320MW)比で68%増の好成績で、これを受けてQセルズはマレーシア工場の製造ラインを拡大、さらに生産オペレーションを改革することで、今年の末までに年間の生産能力を1.5GW(1500MW)にまで引き上げる計画を明らかにしています。

Qセルズはマレーシアの工場で、主に高性能の太陽光セルを製造、ドイツの工場でモジュール組立を行っています。
今年の1月にはマレーシアのセル工場を204MW増設し、6月末には新製造ラインが完成したのだそう。
2013年の時点ではセルよりモジュールの比率を高める計画でしたが、ちょっとした方向転換があったのかと予想しています。)これを含めて、マレーシアでは年間生産規模が1.1GWに増加。

同時にドイツとマレーシアのそれぞれの現場チームの協力体制を強め、生産時間の短縮や効率化などを含めた改善プランをもとに各製造ラインのオペレーション能力を高めているといい、2014年中に現在の製造ラインの処理能力をマレーシアは1,100MWから1,300MWに、ドイツは200MWから230MWまで高める予定だということ。

「より高品質なパネルを増産できる生産体制に移行する」と発表しており、今後日本でもQセルズの製品がより身近になりそうな気がしますね。

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