サンテックの出力270Wのモデルを10月販売開始

サンテックは、効率が前モデルよりも大幅にアップした出力270Wのパネルを10月に販売開始すると発表。

現行で販売されているサンクリスタルモデルは「STP255S-20/Wd」でモジュール変換効率15.7%。
10月販売開始の新モデル「STP270S-20/Wem」は16.6%で。1%弱も効率が上がっています。

他メーカーと比べると、モデルチェンジのギャップがかなり激しいと感じます。
標準的なモデルチェンジのスピードは1~2年程度で一回、出力にして5W程度上がったものが出る印象があります。

調べてみると、現行モデルの「STP255S-20/Wd」が販売された2012年7月には、同時にさらに高効率のモデル「STP260S-20/Wd」が販売されています。(リリース

効率にして16.0%のこの製品は現在はサイトの表側からは消えており、一つグレードの下がる「STP255S-20/Wd」とブラックレーベル(より見た目に気を使ったモデル)「STP250S-20/Wdb」を中心に市場展開しています。

今回思い切ってモデルチェンジおよび大幅な効率アップに乗り切ったサンテックからは勝負の意気込みが感じられますね
ちなみに中国産でありながら耐性に定評のあるカナディアンソーラーの現行モデル「CS6A-215MM」の効率は16.5%。サンテックの新製品はこれを0.1%上回ることになります。

余談ですが「STP270S-20/Wem」では、バスバーを現行の3本から4本に増やしたのだそう。
ふーむ、これを聞くと「バスバー3本は京セラの特許!」騒動がこのモデルチェンジに関係しているのかどうかと憶測したくなるところ。

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