環境にさらに優しいメガソーラーは木の架台で – 福島県に4.8MWの木製架台メガソーラー

太陽光発電事業の環境貢献性を高くするための試みとして、ちょっと前から話題になっているのが木製架台
間伐材のように用途が限られた木材を有効利用できることに加え、発電施設を解体する際は他用途にさらに再利用したりでき、発電事業のライフサイクル全体を通したエネルギー消費の低減に貢献、つまり発電設備としてのエネルギー収支比をより大きくすることが可能となります。

福島県棚倉町の藤田建設工業は木造住宅建築のノウハウを生かした木製架台の実用化に着手し、完成した架台のお披露目を行いました。
強度を考え、今回はヒノキを採用。これまでに防腐処理をした木製架台の例がありましたが、解体時にウッドチップなどに再利用することを考えて防腐処理はしなかったのだそう。

発電所は20年は稼働することになりますが、防腐処理がなくても劣化しないのかが気になるところ。
同社はこの架台を使用して、県内社有地に2か所、合計4.8MWのメガソーラーを設置すると発表。3万2550本分の間伐材が架台に姿を変え、来年3月には発電所が稼働する予定。企業向けに、見学会なども開かれる予定です。

参考