京セラのパネル、塩水噴霧試験に合格!沿岸地域での設置拡大も期待

海に囲まれた日本列島で太陽光発電の総容量を増やそうとすると、海岸近くに設置したいケースも多々あります。
また沖縄県宮古市の来間島で100%のエネルギー地産地消を図るなど、離島での太陽光発電の活用も増えてきている中、ソーラーパネルの塩害耐性へのニーズが高まっています。

今まではパネルメーカーとしては比較的マイナーなLIXILでこうした塩害耐性のあるパネルが販売されていましたが、価格の高い商品というイメージもありました。
最近になってやっと、市場のニーズに応えようとメーカーが動きだしています。

京セラは第三者認証機関のテュフラインランドが実施する太陽電池モジュールの「塩水噴霧試験」に合格、認証を取得したと発表しました。
これによって沿岸部のプロジェクトでの受注拡大を期待しており、出荷量にして2013年度の120万kWから10%アップを見込んでいるのだそう。

今回、京セラ認証取得した試験は、業界最高レベルである国際電気標準会議(IEC)の「61701基準」に準拠する試験だということ。
8週間の期間、太陽電池を塩水噴霧の噴射や高温多湿下にさらすことを繰り返した後性能を測るというもので、出力の低下は起こらなかったということ。

塩害耐性に関して京セラは、この他にも電気安全環境研究所(JET)による塩水噴霧試験のエディション1にも合格しているということ。

京セラの太陽光発電について・価格相場など

参考