日本エコシステムが日本コムシスの子会社に

太陽光発電の施工販売業者の大手日本エコシステム

主要株主が伊藤忠と、楽天の100%子会社のRSエンパワメントということもあり、楽天ソーラー(※)で受注した太陽光発電の施工や、楽天が関わる福島の復興支援プロジェクトの施工なども行い、業界ではかなりの存在感を放ってきました。

その日本エコシステムの株式の82.66%が、電話・通信の工事会社「日本コムシス」によって買い取られ、子会社とされることが発表されました。

買収の理由として、「相互の経営資源を有効に活用してシナジーを発揮するとともに、メガソーラーから中小規模産業用太陽光及び住宅用太陽光まで幅広く太陽光発電事業を一層推進」することを挙げています。

ソフトバンクやNTTグループなどの通信の大手による太陽光発電の進出は以前から進んでいますが、この買収もそうした流れにそったものであるなら、新電力としてのビジネス展開を考慮している可能性もあります。

参考

※平成27年8月31日をもって楽天ソーラーは太陽光発電事業を終了しています。