ノースランド、パチンコ店屋上に太陽光発電

以前、アメリカのIT企業における再生可能エネルギーの導入の話題をお届けしました。

データセンターで大量に電力を使用する米国の大手IT企業がこぞって再生可能エネルギーを導入しているという内容で、日本においては「大量に電力を消費するようなパチンコ店は太陽光発電を取り付けて自家消費すればいいのに」という内容をちらっとつぶやきましたが、どうやら富山県でパチンコ店などを展開する澤田グループは富山市のパチンコ店「ノースランド山室店」に太陽光発電を導入するようです。

太陽光発電の導入は、県内のパチンコ店では初めてという事ですが、私は全国を見てもパチンコ店の屋上を使った太陽光発電のニュースは初めて聞きました。

実際地方のパチンコ店は広大な敷地の半分くらいが駐車場、そして建物の多くが1階建てで広~い屋根を持っているので、屋根上もしくは駐車場の一部などを利用した太陽光発電の設置を思いつかない方が不思議だと思っていたくらいです。

ノースランド山室店の屋上にはパネル2000枚、320kWもの容量が載るとされています。
(おそらくソーラーフロンティア製のCIS太陽電池160Wを使用)

残念ながら今回の設備は全量売電制度を利用して北陸電力に全量が売電されるということ。

「澤田グループでは、今回のシステム導入により年間でおよそ11万5000キロのCO2削減を目指したい」
と意気込んではいますが、320kWもの容量を載せられるのなら、一部に余剰売電を適用して店内の消費電力を太陽光発電でまかなった上で余剰売電、それ以外を全量売電を適用するのでも、十分収益が出るのではないかと思います。

コンビニ業界では多く採用されている「部分的な発電分の自家消費と全量売電のコンビネーション」。(ミニストップの記事ローソンの記事
パチンコ業界においても同様にしながら、パチンコ店のCSRに風穴を開けてくれるような企業が出てくる事を期待したいところです。

参考