IMSリサーチが集光型太陽電池(CPV)の継続的な需要拡大を予測

誇大広告による過去の失敗をよそに、集光型の太陽電池(CPV)が今後4年で著しく成長をみせるというレポートを、IMSリサーチが出しました。

大型施設から小規模施設を通して、2012年には設置は約倍の90MW、2016年には1.2GWの市場規模になると予想されています。

「集光型太陽電池の世界市場」と題されたレポートで、従来型の太陽光パネルとは別のターゲット層が存在するということが書かれました。
そのターゲットとは、6kWh/m2/日の全天日射量がある地域の、地上設置型のシステム。
このkWh/m2/日という数値ですが、広島県のデータを載せたページには2001年から2010年までの平均で3.89kWh/m2/日とありました。どの年のデータを見ても、月平均でも6kWh/m2/日を超える日はありません。

つまり、年中晴れる日が多い地域に向いているシステムなんですね。
アメリカ南西部、チリ、サウジアラビア、モロッコなんかの気候に適しており、市場が伸びる可能性があるとのことです。

日本にはあまり適さないのかもしれませんが、日照量が日本のなかでは多い宮崎県や、住友電気工業なんかも研究しています。

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