北海道の太陽光発電はもうキャパ超え?

北海道では太陽光発電事業の申請が、北海道電力の送電網に接続できる容量の限界を超過したそうです。

出力2000キロワット以上(2MW以上)の事業において北海道電力では、「40万キロワット(400MW)程度が限度」だと発表しましたが、すでに87件、出力にして156.8万kW(1,568MW)もの申請が出されているということ。

このままでは需給のバランスが崩れ、停電が起こる可能性が高くなってくる。

これに対して資源エネルギー庁は約200億円を投じ、6万kWh(60MWh)の大型蓄電池の設置を決めましたが、100万kW以上もオーバーしている設備量のバックアップには頼りないですね。

メガソーラー建設の計画を変更、もしくは断念しないといけない企業も多く出る事が予想されます。

北海道電力管轄地域の電力需要は他の電力会社と比べると比較的少なく、四国電力と同じくらい。
例えば2013年5月26日の12時の需要で3,054,000kWという数字ですが、仮に1,568,000kWの設備がフル稼働した場合、需要の半分以上の供給量となります。
さらにこの数字には2,000kW以下の設備、余剰売電をしている住宅用の設備などは含まれていません。

需要の半分以上が太陽光発電でまかなわれるというのは聞こえはいいですけど、なんといったって太陽光発電の発電量は不安定です。

メガソーラーで蓄電池の併用などがもっと一般的になればいいのですけどね。