山梨県は2050年までに、エネルギーの地産地消を目標

山梨県が再生可能エネルギーによるエネルギー自給率を、2050年までに100%にする目標を出しました。
山梨県はすでに、現在でも需要量の28%を再生可能エネルギーでまかなっていますが、その多くが水力発電です。
今後は既にある水力発電に加え、主に太陽光発電に力を入れる事を明らかにしています。
具体的には現在普及率4.9%の住宅用太陽光発電を、2050年までに50%まで増やし、事業所などの屋根には100%の設置を目標に掲げ、全体で太陽光発電の規模を現在の26倍以上に増やすことを目標に掲げています。

これらに加えて20%の節電目標を合わせ、2050年には再生可能エネルギーによるエネルギー自給率が100%にするのが目標なのだとか。大きく出ましたね。


一方、平成25年度の山梨県の住宅用太陽光発電に対しての補助金は、「年利1%として融資を受けたとした場合の元利均等返済による償還期間中の利子相当額又は8万円のいずれか小さい額を限度とします。」となっています。

つまり、ローンを組まない限り、補助金は出ない事になります。
逆に言えば、一括で払えない家庭でも、年利1%程度であればローンを組んでも、一括で買うのと同じくらいの経済効果が受けられるという事で、フェアと言えばフェア。

住宅用太陽光発電普及率50%なんて大きな目標を掲げている割には、補助金はあまり寛大ではないではないか、と思われる方もいるかもしれません。

しかし!!!山梨県は日本でも有数の日照時間を誇る地域。1年間の発電効率が、日本平均12%のところ、山梨県は16.4%と大幅に高い効率で発電量が得られるのです。(太陽光発電の発電量・都道府県ランキング
これを売電額に換算すると、1kWあたり1か月で30kWh多く発電することになり、売電額にすると1140円。
4kWの設備を設置した場合、10年間で、日本平均よりも547,200円も多くの売電収入を得られることになります。
これは、キロワットあたり136,800円の補助金をもらえるのとほぼ同じ意味を持ちます。

高い補助金を設定しなくても十分に採算の取れる日照量の山梨県。羨ましいですね!

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