2012年のトップ10太陽光市場

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トップ10か国の全体に占める割合については2011年の89%より3ポイント下がって2012年は86%。

1位は昨年と変わらずドイツ。昨年に増して設置量を記録しましたが、全体に占める割位は2ポイントほど下がっています。

中国は2012年目覚ましい成長を見せ、昨年に比べて70%設置量の増加があり、それに比べて設置量が50%落ちたイタリアの順位を奪いました。

北アメリカ(カナダ・アメリカ)も昨年と比べて設置量は倍増、フランス、イタリアを抜いて3位に着けています。

10位に入っていない地域も、シェアでは3%とわずかに見えても、量で40%増と力強い伸びを見せており、2013年もこの徴候は続くと見られており、ポイントにしてさらに3%シェアを増やすと考えられています。

10位外のアジア諸国の成長に加えて、10位以内のアジア諸国も成長を続け、2013年は中国が1位の座を奪い、日本も2012年と比べて50%の設置量増加の結果シェアでは4位に着けるだろうと予測されています。

数年前のヨーロッパで独占されていた太陽光市場から現在は状況がガラリと変わり、マーケットはより多様化されてきています。そしてこれは業界にとってもメリットと考えられ、一国の補助金政策の変更によって大きな影響を受けるリスクを減らすことができます。

ひとつ影を落とすのが、中国の問題。
中国の膨らむ需要が世界中の太陽光業界を潤すことになるのか、それとも自国の業界を短期的に救うだけに終わるのか、そしてそれによって、中国の孤立がさらに深まることにもなりかねないと、記事では注意を促しています。

参考