EU各国の太陽光発電設置状況速報まとめ


今年も残すところ1月になり、各国が太陽光発電の累積導入状況を発表していたので、まとめてご紹介します。

ドイツでは2012年10月に新規で611MWの施設が設置されました。
これは9月に比べて980MWも下回る設置量ですが、昨年同月と比べると485MW上回る設置量だったそうです。

昨年2011年は1月から10月までの設置量が約4GWだったのに対し、11、12月で一気に3.6GWの導入があったそうです。FiT価格の引き下げに間に合うよう、前年は年末の設置ラッシュがあったようですね。

11月の状況だけ見ると、昨年のような設置ラッシュの雰囲気はありませんが、今年は10月までですでに6.83GWもの設置量だったそうです。
そして累積では10月末時点で31.6 GWということ。累積ではまだまだ、他国を大きく引き離して首位を保っています。

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対してポルトガルは、2011年の累積量32.4 MWを上回る37.6 MWが、今年1月から9月の間で導入されたということです。
去年と比べて成長していることは間違いないのですが、ポルトガル国内では太陽光発電の割合は非常に少ないということです。
ポルトガル国内では、10 GW(10,000MW)もの再生可能エネルギー累積設置量(9月末)があるのですが、そのほとんどが風力と水力で、太陽光発電は188MWのみ。
大規模(250kW以上)な太陽光施設への奨励金の廃止など、ポルトガルは国を挙げての太陽光発電普及ではなく、消費者単位での普及がベースとなっていくようですね。

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フランスでは、今年の第3四半期に241MWが導入され、累積は3,923 MWになったそうです。
2012年の1月から9月までの間に999MWが導入されましたが、昨年と比べると24%の導入量では減っているということ。
ただ今年11月末の時点で、承認待ちのプロジェクトが33,328件もあり、それらの合計出力は2,196MW分にのぼるそうです。
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最後にギリシャ
ギリシャ本土では、2012年10月末で累積設置量が1,018 MWになりました。
8月には136MW、9月には37MW、そして10月には44MWが設置されたということ。
この累積には系統がつながっていないギリシャの島々は含まれておらず、そちらの累計は108MW。
つまりギリシャ全土では1,126 MWの累積設置量になるということです。
この中でも約4分の1の263MWを、10kW以下の施設が占めるそうです。
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