パナソニックの浴室暖房換気乾燥機
種類と価格、選び方

ユニットバスメーカーとして10%以上のシェアを持つパナソニックは、自社のユニットバス製品でオプションとして選べる換気扇として、ナノイー搭載で浴槽内のカビや洗濯物の乾燥時の臭いを防ぐ機能を持つ暖房換気乾燥機を用意しています。現在の在来工法やユニットバスには、暖房機能の付いた換気扇を後付けするための商品も販売しています。

パナソニックのバス乾燥換気暖房機器のそれぞれの製品は、ユニットバス搭載用のものと後付け用のものに分けて以下で詳しくご案内しています。

  • ユニットバス付属
    換気扇・浴室暖房
  • 後付け用
    換気扇・浴室暖房

パナソニックのユニットバスに搭載できる浴室暖房換気乾燥機

パナソニックのユニットバスには天井換気扇(標準仕様、消費電力8~12.5W)が付いています。乾燥機能、暖房機能の付いた換気扇は高グレードのユニットバスには標準仕様でついていることもありますが、そうでない場合は以下の追加金額でオプションとして付けることもできます。パナソニック製ユニットバスで選べる換気扇はすべて電気のものですが、ガス乾燥機を選ぶ場合は換気設備を付けない開口仕様のユニットバスを購入し、リンナイなどのガス乾燥機を別途で購入、設置することになります。

標準仕様の浴室換気扇には
タイマー付きスイッチを
費用目安:+400円~

標準仕様の浴室換気扇については決まったスイッチがセットで付いてくるわけではないので、脱衣所の内装などとも合わせながら施工店が独自にスイッチを調達することになります。

その際は換気扇の稼働時間をタイマーで制御できるものを選ぶことをお勧めします。浴室のカビを抑えるためにはお掃除だけでなく乾燥がとても重要になります。入浴後は最低2時間、長くて半日程度は換気扇を稼働させて、しっかりバスルームを乾燥させることが重要です。タイマーで換気扇を十分に使えていれば、電気代のかかる乾燥機に頼らなくても十分カビの繁殖を抑えられる場合が多いです。毎日平均4時間使っていても年間の電気代は500円未満です。対して乾燥機能・暖房機能を使うと年間数千円の電気代がかかってくるので、カビ対策だけなら換気扇+タイマーで十分だと考えられます。

商品名 機能 価格帯
Panasonic
スイッチ
(WTP53916WP)
照明、換気の各スイッチと
換気扇のタイマー
(10秒~12時間で調整可能)
3,790円~
(2016年8月現在
最安値)

パナソニック製の浴室換気用スイッチは、汎用品で4,000円未満と安価に購入できます。タイマー無しのスイッチとの価格差は400円程度なので、迷わずタイマー付きを購入することをお勧めします。

  • 消費電力12Wの製品を4時間×365日で年間17.52kWh消費。電気代の単価は27~28円。

オートルーバー 換気乾燥暖房機
費用目安:+4.3万円~

換気機能に加えて、衣類の乾燥、予備暖房、涼風機能が付いています。洗濯物を干すとき量に合わせてワイドとスポットで調整したり、乾燥、換気などの強度は2段階で調整できます。タイマー機能も全て最長12時間まで自由に設定することができます。

スペック・仕様
運転モード 消費電力(単相100V) 年間電気代 利用パターン
換気 23W19W 1,410円 毎日入浴後6時間稼働
乾燥 1380W1180W 3,500円 2人家族で年間で40日程度、洗濯物の浴室乾燥(強で3時間)を使う場合。
予備暖房 1380W1180W 1,100円 冬季を中心に年間で3.5カ月間、一日に20~25分程度利用した場合。
涼風 23W19W 47円 夏季を中心に年間で2.5カ月間、一日に合計1時間程度利用した場合。
待機電力 0.4W 98円 365日24時間
  • 換気
  • 乾燥
  • 予備暖房
  • 暖房
  • 涼風
機能の説明を開いて読む▼
  • 換気

換気扇のベース機能。バスルームのカビの発生を抑えるには、入浴後2時間~半日程度、換気扇を稼働します。節電には細かい時間調整が可能なタイマー機能付スイッチの選択をおすすめします。

  • 乾燥

浴室で洗濯物を乾かしたい時に便利な機能です。換気機能と比べてかなり大きな電力を消費するので、賢く利用したいところです。

  • 予備暖房

入浴の前に稼働させることで、バスルームに入った時の「ヒヤッ」を無くします。水で濡れた肌に風が当たると寒く感じる事があるので、使い方としては入浴前にしっかり室内を温め、入浴中は暖房を切ります。

  • 暖房

入浴時に部屋を温められる機能です。予備暖房と比べて即効性があるので、思い立った時にササッとシャワーだけ済ませたい時などにすぐ温められて便利です。

  • 涼風

扇風機のように涼風を送り込むことで、夏場も快適に入浴できます。

カビシャット 換気乾燥暖房機
費用目安:+7.3万円~

パナソニックは「エコナビ乾燥機」の商品名で高機能浴室用換気扇を販売していましたが、2015年にモデルチェンジをして「カビシャット」という商品に変わっています。浴室乾燥と衣類乾燥をセンサー付きの乾燥機で乾かし切り、カビの発生を最低限まで抑えます。浴室乾燥のみなら換気扇を選ぶこともできますが、隅々まで確実に乾かしたい時は乾燥機能を使うことをが推奨されています。電気代が少なからずかかってきますが、センサー付きなので電気を使いすぎることなく乾かせるのが強みです。

ナノイーが搭載されたカビシャット換気乾燥暖房機は、ナノイー(水で包まれたナノサイズの微粒子イオン)が空気中に浮遊するカビや衣類に付いた臭いなどを取り囲み、活動を抑制させます。通常のカビシャット換気扇に1万円程度追加することで搭載できます。

スペック・仕様
運転モード 消費電力(単相100V) 年間電気代 利用パターン
換気 25.5W19.5W 1,560円 毎日入浴後6時間稼働
乾燥 1250W 3,500円 雨天時を中心に、2人家族で年間で40日程度節電乾燥(衣類)を利用する場合。
予備暖房 1300W 1,100円 冬季を中心に年間で3.5カ月間、一日に20~25分程度利用した場合。
涼風 25.5W 52円 夏季を中心に年間で2.5カ月間、一日に合計1時間程度利用した場合。
待機電力 0.5W 123円 365日24時間
  • 換気
  • 乾燥
  • 予備暖房
  • 暖房
  • 涼風
機能の説明を開いて読む▼
  • 換気

換気扇のベース機能。バスルームのカビの発生を抑えるには、入浴後2時間~半日程度、換気扇を稼働します。節電には細かい時間調整が可能なタイマー機能付スイッチの選択をおすすめします。

  • 乾燥

浴室で洗濯物を乾かしたい時に便利な機能です。換気機能と比べてかなり大きな電力を消費するので、賢く利用したいところです。

  • 予備暖房

入浴の前に稼働させることで、バスルームに入った時の「ヒヤッ」を無くします。水で濡れた肌に風が当たると寒く感じる事があるので、使い方としては入浴前にしっかり室内を温め、入浴中は暖房を切ります。

  • 暖房

入浴時に部屋を温められる機能です。予備暖房と比べて即効性があるので、思い立った時にササッとシャワーだけ済ませたい時などにすぐ温められて便利です。

  • 涼風

扇風機のように涼風を送り込むことで、夏場も快適に入浴できます。

後付け用のパナソニック浴室暖房換気乾燥機

お風呂のカビを防ぐのには換気計画がとても重要です。しかし在来工法の古い浴室などでは換気は窓に依存しているような場合も多くありました。また近年、在来工法のお風呂は特に入浴時にヒートショックの危険性が高いとして、対応が求められています。気密・断熱性が高いユニットバスへの買い替えは人気のリフォームですが、タイル張りの在来風呂のままでも暖房乾燥機能が付いた換気扇を導入することで、カビが生えにくく、温かい浴室にすることができます。以下では在来風呂やユニットバスに後付けで設置できる、独立型の換気乾燥暖房機について、ご案内しています。

ヒートポンプ式 換気乾燥暖房機
(バスルームコンディショナー)
本体希望小売価格:19.8万円

エアコンと同じヒートポンプ技術を使い、暖房、乾燥を大きく省エネできる換気乾燥暖房機です。予備暖房にかかるエネルギー消費量は約半分になります。さらに乾燥機能は、電気ヒーター式においては一度に乾かせる洗濯物の量が3kgとなっているのに対し、ヒートポンプ式は3~4人家族の一日分の洗濯量に相当する6kg分も一度に乾かせます。乾燥時間も短くて済むことから、電気代は70%削減できるといいます。以下の電気代例でご案内している使い方をした場合、年間を通した電気代は3,000円以下です。パナソニック製浴室乾燥暖房機で電気ヒーター式のものだと、同じ使い方で年間6,000円程度の電気代がかかるので、全体のランニングコストは約半分になります。

この製品は3室換気用となっているので、トイレ、洗面所、お風呂とおうちの中でもしっかり換気をする必要がある場所を一台でまかなえます。築年数の経ったお家はトイレに換気扇が無いなんてこともありますが、寒い冬に換気のために窓を開けていては暖房効率が大きく下がってしまい、また寒いトイレはヒートショックの原因にもなり得ます。浴室のリフォーム時、トイレや洗面所もまとめてしっかり換気計画を立てたい時にもバスルームコンディショナーは活躍します。

スペック・仕様
運転モード 消費電力(単相100V) 年間電気代 利用パターン
換気 13W5.1W 800円 毎日入浴後6時間稼働
除湿乾燥 840W 1,100円 2人家族で年間で40日程度、洗濯物の浴室乾燥(1.5時間)を使う場合。
予備暖房 810W 700円 冬季を中心に年間で3.5カ月間、一日に20~25分程度利用した場合。
涼風 32W 65円 夏季を中心に年間で2.5カ月間、一日に合計1時間程度利用した場合。
待機電力 1.0W 245円 365日24時間
  • 換気(3室)
  • 乾燥
  • 予備暖房
  • 暖房
  • 涼風
機能の説明を開いて読む▼
  • 換気

換気扇のベース機能。バスルームのカビの発生を抑えるには、入浴後2時間~半日程度、換気扇を稼働します。節電には細かい時間調整が可能なタイマー機能付スイッチの選択をおすすめします。

  • 乾燥

浴室で洗濯物を乾かしたい時に便利な機能です。換気機能と比べてかなり大きな電力を消費するので、賢く利用したいところです。

  • 予備暖房

入浴の前に稼働させることで、バスルームに入った時の「ヒヤッ」を無くします。水で濡れた肌に風が当たると寒く感じる事があるので、使い方としては入浴前にしっかり室内を温め、入浴中は暖房を切ります。

  • 暖房

入浴時に部屋を温められる機能です。予備暖房と比べて即効性があるので、思い立った時にササッとシャワーだけ済ませたい時などにすぐ温められて便利です。

  • 涼風

扇風機のように涼風を送り込むことで、夏場も快適に入浴できます。

電気ヒーター式 換気乾燥暖房機
本体希望小売価格:11.7万円~

電気ヒーター式の後付け換気乾燥暖房機は、パナソニック製のユニットバスで採用されているものと同じ天井埋め込みタイプの2種(ルーバー付きのものと、エコナビ付きのもの)に加えて、後付けがしやすい壁掛けタイプのものもあります。

天井埋込タイプ、エコナビセンサー搭載機種は、浴室が乾ききるまで自動で乾燥機能が稼働するモードが搭載されています。カビの増殖を抑えるには一日のうち3分の1(8時間)程度は完全に乾燥した状態を保つことが重要とされます。入浴後、清掃できれいに石鹸カスなどを洗い、タオルやスクイージーなどで水気を大まかに取って換気扇を十分な時間タイマー稼働させれば、たいていのカビは抑制できます。一方エコナビ機能は、掃除や水気取りなど大まかな手入れでもセンサーで浴室を乾かし切ることができるので、毎日掃除にそこまで手をかけていられないけどカビは絶対嫌だ、という方などにはおすすめです。なお、換気機能と違い乾燥機能はヒーターで一度空気を温めて除湿をするためかなり多くの電気代がかかることは理解の上で導入しましょう。エコナビ搭載機種は、カビや臭いをさらに抑えるナノイー搭載機種も選べます。

スペック・仕様
天井埋め込み式・オートルーバー浴室暖房換気乾燥機
運転モード 消費電力(単相100V) 年間電気代 利用パターン
換気 23W19W 1,410円 毎日入浴後6時間稼働
乾燥 1380W1180W 3,500円 2人家族で年間で40日程度、洗濯物の浴室乾燥(強で3時間)を使う場合。
予備暖房 1380W1180W 1,100円 冬季を中心に年間で3.5カ月間、一日に20~25分程度利用した場合。
涼風 23W19W 47円 夏季を中心に年間で2.5カ月間、一日に合計1時間程度利用した場合。
待機電力 0.4W 98円 365日24時間
天井埋め込み式・エコナビ搭載 浴室暖房換気乾燥機(カビシャット換気乾燥暖房機)
運転モード 消費電力(単相100V) 年間電気代 利用パターン
換気 25.5W19.5W 1,560円 毎日入浴後6時間稼働
乾燥 1250W 3,500円 雨天時を中心に、2人家族で年間で40日程度節電乾燥(衣類)を利用する場合。
予備暖房 1300W 1,100円 冬季を中心に年間で3.5カ月間、一日に20~25分程度利用した場合。
涼風 25.5W 52円 夏季を中心に年間で2.5カ月間、一日に合計1時間程度利用した場合。
待機電力 0.5W 123円 365日24時間
壁掛け・バス換気乾燥機
運転モード 消費電力(単相200V) 年間電気代 利用パターン
換気 28W 860円 毎日入浴後6時間稼働
乾燥 2505W 1,600円 雨天時を中心に、2人家族で年間で40日程度節電乾燥(衣類)を利用する場合。
予備暖房 2475W1960W 800円 冬季を中心に年間で3.5カ月間、一日に20~25分程度利用した場合。
涼風 79W54W 81円 夏季を中心に年間で2.5カ月間、一日に合計1時間程度利用した場合。
待機電力 0.5W 61円 365日24時間
  • 換気
  • 乾燥
  • 予備暖房
  • 暖房
  • 涼風
機能の説明を開いて読む▼
  • 換気

換気扇のベース機能。バスルームのカビの発生を抑えるには、入浴後2時間~半日程度、換気扇を稼働します。節電には細かい時間調整が可能なタイマー機能付スイッチの選択をおすすめします。

  • 乾燥

浴室で洗濯物を乾かしたい時に便利な機能です。換気機能と比べてかなり大きな電力を消費するので、賢く利用したいところです。

  • 予備暖房

入浴の前に稼働させることで、バスルームに入った時の「ヒヤッ」を無くします。水で濡れた肌に風が当たると寒く感じる事があるので、使い方としては入浴前にしっかり室内を温め、入浴中は暖房を切ります。

  • 暖房

入浴時に部屋を温められる機能です。予備暖房と比べて即効性があるので、思い立った時にササッとシャワーだけ済ませたい時などにすぐ温められて便利です。

  • 涼風

扇風機のように涼風を送り込むことで、夏場も快適に入浴できます。

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